約束した未来で、また。［2］【stpr】

約束47 ページ2

ころんside




こ「……A…？」







また目が覚めた。ここは…よかった、ちゃんと家だ…








？？「っ！？あ、ころちゃん…！！」






…！この声…るぅとくんだ、







？？「あ、頭…痛くない？もう平気？」







莉犬くんも…そうだ、僕頭痛くて倒れたんだった









なーくんもジェルくんも…他のみんなもいる







……あれ？








こ「……え、心音は？」








さっきまで、部屋にいたのに…普通に話してて…









さ「…誰？」








こ「…え？……っ！！！」







あぁ、そうだ。みんなはAを覚えてないんだ








な「…心音って……葉月さんの下の名前だよね？」







ジ「え？、じゃあ…なんで急に下に名前で呼んでるん？」







葉月さんって、めちゃめちゃ他人っぽい呼び方じゃん








…Aは、僕達のことを覚えてたんだ










だから、お守りも持ってて…僕達の信用を得ようとして、仲良くなろうとして







必死に、1人で頑張ってくれてたんだ








なのに…僕達は





こ「…っ…バカ！みんなの、馬鹿野郎っ！！！」







さ「は！？」








る「急になんですか！？」








こ「ばか、ばかばかっ！！」







馬鹿すぎて笑えてくる、







1人で僕達に思い出してもらえるように頑張ってたAの姿が目に浮かぶ








僕達、そんなことも知らないで…信用してないとか、そんなことばっかり思って







1人で…絶対に苦しんでる。僕だったら泣いて飛び出してしまいそう







今、この場にいないのだって…別の理由があるかもしれないけど







辛くなって逃げ出しちゃったんじゃないの？







仮に、そうじゃなくても






こ「だめだよっ…心音を追いかけなきゃっ！！」







今追いかけないと、手遅れになる気がした







莉「え？なんで…もしかしたらりすなーじゃないって、嘘ついてたかもしれないのに…」








嘘つくわけがない。Aはりすなーとか、そんな関係じゃない







こ「りすなーとかそういう関係じゃないっ…”大事な友達”だよっ！！」









僕だけなんだ、今…Aのことを覚えてるのは








みんなに今すぐ思い出せって言っても、絶対無理に決まってる








だから僕が声をかけてあげなくちゃダメなんだ








じゃないと…Aは、









消えちゃいそうな気がしたんだ

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