息をする理由に答えたい【名探偵コナン】

47話 ページ48

「よっ！あれ？今日はお兄さんはお留守な感じ？」



















毛利小五郎が釈放された少しあと、萩原がAと諸伏の住む家に来た。


















『あー、お兄ちゃんなら今買い出しに行ってるよ。上がってく？』



















「そうさせてもらおっかな」



















リビングに通し、お茶を出すと最初に口を開いたのは萩原だった



















「にしても、Aがあの眠りの小五郎と親しかったなんて知らなかったぜ。まさに寝耳に水ってやつ」



















『まぁ、昔色々とあって、ね。』



















当時の私は“寂しい”、“ひとりぼっち”そんな言葉が浮かび上がって2人に会いたくなっても、研二くんたちに悟られるのが嫌だったから会いには行かなかった
今もそれは変わらない



















そもそも、研二くんたちと一緒にいる時はそんな気持ちが消えていたから余計に言えなかったんだと思う



















少しの気まずさや後ろめたさで言葉を濁した。



















「まあ〜…俺もじんぺいちゃんも今回のことで気づかされたわけよ。Aの全部を分かってるわけじゃないって」



















少し真剣な研二くんの声



















「なぁ、いつか教えてくんねぇかな。Aが抱えてる物、一部でもいいから。公安を目の敵にしてる理由もそこにあるんだろ？さすがに同期で殺気飛ばしあってんのきちぃのよ。
今回のゼロのやり方には俺も腹が立ったけど、Aはそれだけじゃないだろ」

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