20 ページ20
.
北斗「もしかして事務所NG？本名言うの。」
『あ、いえ。…かな？と思ってさっきマネージャーに目配せしたらアイコンタクトで全然どうぞ？みたいな感じでした(笑)』
優吾「もしかして、これ俺ら聞いちゃったら業界内で初めてIsaiahの本名知るんじゃねぇの？」
大我「え、そうなるよね？凄い！教えてよ、ね？」
…心臓がドクドク言ってるのが分かる。
名前を言うのにこんなに緊張することは後にも先にももうないだろう。
『………A…、白川A、って言います。』
場の空気が凍ったのが分かった。
佐伯さんも、名前言っただけでなんでこんな空気になんの？って戸惑ってる表情。
「……A…、」
『はい、Aです。』
昔みたいに なぁに、じゅりくん。なんて言えるわけないからとびきりの笑顔で答える。
瞬間、樹くんの目からツーと涙が流れた。
すぐにバッと腕で目を覆ったけど正面にいた私は見えてしまった。
「ご、ごめん、知り合いと同じ名前で…、そのIsaiah、君と被るところがいっぱいあって…、」
『………そ、ぅなんですか…。』
20年近くたった今も"A"のことで涙を流してくれるくらい覚えていてくれてるの？
樹くん、気のせいなんかじゃないよ。
私は"A"だよ。
北斗「おっさんに急に泣かれてびびってんだろ？ごめんね、長々と。また共演する機会があればよろしくお願いします。」
佐伯さんに頭を下げ、
帰るぞ、なんてみんなを引き連れて楽屋を出ていた。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1252人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SixTones」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まかな(プロフ) - 雲さん» ありがとうございます！！続編も楽しんで頂けたでしょうか？(o^^o) (2022年7月24日 18時) (
レス) id: 4fca202c8e (このIDを非表示/違反報告)
雲 - はじめまして。本当に素敵なお話で、途中から何度も涙が止まらなかったです。続編のおまけも今から読みます。楽しみです！ (2022年7月23日 10時) (レス) @page50 id: 240166d0f7 (このIDを非表示/違反報告)
まかな(プロフ) - まなさん» え、めちゃくちゃ嬉しいです(ToT)見つけて頂いてありがとうございます！ (2022年6月10日 13時) (レス) id: 4fca202c8e (このIDを非表示/違反報告)
まな - 私このお話を前に読んでめちゃくちゃ大好きだったんですけど、題名も作者様も忘れちゃって、、偶然見つけて嬉しすぎてコメントしちゃいました( •̥ ˍ •̥ )( •̥ ˍ •̥ ) (2022年6月9日 23時) (レス) @page1 id: f810800564 (このIDを非表示/違反報告)
まかな(プロフ) - ゆーみんさん» ありがとうございます(;o;) 頑張ります！！ (2020年12月2日 13時) (レス) id: 4fca202c8e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まかな
| 作成日時：2020年10月28日 22時
