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月曜日、玄関を出るとほっくんが居た。
「おせぇわ。」
『なんでほっくんいるの？』
「同じ場所行くんだから別に待ってても良いじゃん。」
入学して2ヶ月近く経つけど、一緒に登校なんて一切なかったのにどういう風の吹き回し？
『……そっか、でもほっくんと学校一緒に行けるの嬉しい！』
「っ…、じゃぁ行くか。」
満員電車の中ではほっくんが壁になって守ってくれて、エスカレーターではほっくんか後ろに立ってくれて…、ひとつひとつの行動の端々からやっぱり女の子慣れしてるなと感じた。
『ほっくんいたから、電車で初めて潰れなかった！』
「おー、俺はめちゃくちゃ押されたわ(笑)」
『また一緒に登校したいな…。』
言った後に、あっ… って気づいたけど
ほっくんが そうだな。なんて優しい顔していて、お互いそれ以上なにも言わなかった。
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作者名：まかな
| 作成日時：2020年10月20日 7時
