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その日からほっくんは、以前にも増して過保護になった。
部活が終わるまで道場の観覧席で待っとけだの、
朝は迎えに行くから1人で行くなだの、
最初はほっくんと一緒に入れる時間が増えるのは願ったり叶ったりでとても嬉しかったけど
昼も一緒に食べるぞ、なんて言い出したときには過保護がすぎる！と怒ったくらいだ。
なにより、あと1年もない高校生活。
ほっくんのお友達との時間を削ってまで守ってくれなくて良い。
『カナコ、どう思う？あんなことあったから心配なのかな…。』
「そうじゃなくて、ただAと一緒に居たいだけなんじゃない？大切にしないとって改めて気付いたんだよ。」
『大切に…？』
「うん、そうだよ。だから松村先輩に甘えて、松村先輩の言いなりになっときなよ。」
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作者名：まかな
| 作成日時：2020年10月20日 7時
