【BL】【仮面ライダー】冗談も程々にしろ！【短編集】

光実☆ショック(凌×貴←光) ページ9

綺麗な姿勢で正座をする兄。
その隣でぐでーっとしている男。
ついでに光実も正座をさせられている。
『何をさせられるんだ、全く…』

「光実、俺は凌馬と結婚しようと思う」
ﾌﾞﾌｫｰｰｰｰｰｰ。
ほうじ茶吹いた。飲んでないけど吹いた。
『熱でもあるんだ、兄さんは熱だ。』
「冷えピタ…」
「冷えピタではない。結婚だ」
至って真面目な兄に気が狂う。その隣の凌馬とかいう人も緊張感もなく更に気が狂う。
「あ、あの。ほんとおおおおおおに、結婚？」
「まぁ、事実婚みたいなやつだよ。認められてたら結婚してたよ五年前から」
やっと凌馬とかいう人が口を開いた。
『はあああぁぁぁあああ！？
五年前って、僕小学生5年生だよ！？そんな時から！？兄さんと！？
はあああぁぁぁあああ！？』
大ショック。しかも、いや、大ショック。ただそれだけだ。
なぜか知らないがショックである。
『これも全て兄さんがブラコンだからなんだ…』
いや、貴方もですよ光実くん。そして後ろからザリガニ王のオーラが見えますよ。
光実は俯いて項垂れる。
「そんなに嫌か？」
「嫌じゃ…ないです」
光実は兄に抱きついた。兄は少し驚いたがふっと笑う。
そして、凌馬とかいう人を見て言った。
「戦極さん。兄さんは僕の兄さんです。だけど、兄さんが選んだのなら、絶対幸せにしてください」
「勿論そのつもりさ」
そういい、ニコリと笑う。
その笑顔に光実はほっとする。
「あれじゃあ呉島の坊っちゃんは私の弟…可愛いではないか」
くしゃくしゃと髪を撫でられ、子供じゃないと思いつつ笑ってしまう光実。

大大大ショックはどこかへ消えていった、幸せな顔であった。





ブラコン光実ベリーキュート。
ギャグが書けない…ﾅｲﾅｲ…

弱点調査中。(凌×貴)→←インドア派の遠出。夜。(凌×貴)※

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