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【30話】 ページ34

次の日、昼頃に届けられるように少し早く家を出られるように準備をする。
巳宵もここが自分の家だという実感が濃くなってきたようだ。
今日は丁度家にいた、清志郎と伊黒に挨拶をし、家を出る。

巳宵の鎹鴉の先導によって、冨岡の家を目指す。
ちなみに巳宵の鎹鴉は“蒼月-あつき-”、清志郎の鎹鴉は“桜夜-さくや-”というらしい。


「コッチコッチ…次ミギ!……次真ッスグ…アト一寸……此処ミギ……着イタヨ」
「蒼月ありがとう」


的確な鎹鴉からの指示により、歩いてはきたがかなり早く着いてしまった。
今は10時過ぎだ。
昼といえば昼だが…。
ここでグジグジしていても何も始まらないと思ったのか、戸を叩き、冨岡を呼ぶ巳宵。


しばらくして、戸が開いた。


「…誰だ」
「あ、冨岡さま…!鮭大根を持ってきましたよ」


その一言で心なしか顔が明るくなる冨岡。
そして何かを思い出したのか、唐突にこんなことを言った。


「上がってくれ……会わせたいやつがいる…」
「はい…?」


会わせたいやつという言葉に首をかしげる巳宵だったが、冨岡が戸を広げたので中に入る。
やはり伊黒の屋敷のように広い。
圧巻されてしまう巳宵。


「こっちだ…」
「はい」


広い屋敷の中を先導する冨岡についていく。
巳宵は物珍しさと冨岡の私生活が気になり、キョロキョロと辺りを見回してしまう。

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設定タグ:鬼滅の刃 , 伊黒小芭内 , 継子   
作品ジャンル:アニメ
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累月巳宵 - 神無月未来さん» ありがとう〜!!未来ちゃん本人じゃん(笑 楽しみにしててね!! (2020年5月30日 16時) (レス) id: f03555d1dd (このIDを非表示/違反報告)
神無月未来 - 続き凄い気になる…! (2020年5月30日 16時) (レス) id: 1f47df09c5 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑 - 他の柱との絡みみたいです…! (2020年5月30日 14時) (レス) id: f03555d1dd (このIDを非表示/違反報告)
- 伊黒さん!!! (2020年5月30日 3時) (レス) id: 82d85a2aa8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:累月巳宵 | 作成日時:2020年5月30日 2時

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