【2話】 ページ2
今日は非番だったため、兄は帯刀しておらず、あるのは短刀だけだった。
さすがにこれだけでは不可能だと判断した兄は鎹鴉を呼び、近くの隊士に来てくれるように探すこと、そしてこのことをお館様に報告するよう命じた。
あの父と母がそう簡単にやられるはずがないと思いつつも、動揺を隠せない兄妹だが、一縷の望みをかけて、鬼殺隊士を待つ。
鎹鴉が戻ってきた。
兄は隊士が見つかったと思い、そちらに向かう。
それに妹もついていく。
そにいたのは蛇柱の伊黒小芭内だった。こ
「伊黒様、ご足労いただき有難う御座います」
兄の言葉に妹もつられて頭を下げる。
「お前がいるのになぜ対処できない。それでも柱候補か。大体お前は」
「今は一刻も争うのです。説教なら後からいくらでも…」
いつもと違う兄の様子に一瞬気おされながらも返事をする、伊黒。
「そうだったな、俺としたことが…」
「こちらです」
妹は二人の動きを、ただ見ていることしかできなかった。
「あっ!……」
兄はこの時、妹に注意を向けている暇などなかった。
妹が見てしまうと兄は思っていなかったのだ、両親の遺体を。鬼は両親を攻撃し、瀕死までに追い込んだが、両親共々反撃し両親と鬼はほぼ同時に事切れていたのだ。
両親の手には鬼殺隊の現役時代に各々使っていた日輪刀を握り締めていた。
兄はハッとして、後ろにいるであろう妹に対してすぐさま叫んだ。
「見るな!」
だが、もう遅かったのだ。妹は見てしまった。
涙を流すの妹を見て、すべてを察した兄と伊黒は何とも言えないまま、隠に事後処理を命じ、ひとまず今日は伊黒の家にお世話になることになった。
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累月巳宵 - 神無月未来さん» ありがとう〜!!未来ちゃん本人じゃん(笑 楽しみにしててね!! (2020年5月30日 16時) (レス) id: f03555d1dd (このIDを非表示/違反報告)
神無月未来 - 続き凄い気になる…! (2020年5月30日 16時) (レス) id: 1f47df09c5 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑 - 他の柱との絡みみたいです…! (2020年5月30日 14時) (レス) id: f03555d1dd (このIDを非表示/違反報告)
泉 - 伊黒さん!!! (2020年5月30日 3時) (レス) id: 82d85a2aa8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:累月巳宵 | 作成日時:2020年5月30日 2時