【d!】愛してる【男主/短編集】

放課後【syp】 ページ9

sypside

『愛してるよ』


委員会の手伝いが早く終わったのでA先輩を驚かせようと教室に行くと教室で抱き合う先輩と知らん女がいた



どうしてですか？
愛してるのは俺だけって言ってたじゃないですか.....


俺はその場に居られなくなって靴箱へと真っ直ぐ走り靴を履き替え家の方に向かって走る



暫く走っていると家が見えてきたので息を整えながら鍵を開けて家に入り自分の部屋に直行する。


部屋の扉を開け制服がシワになるのなんか気にせずにベットにダイブする
syp「っは」


先程の光景を思い出してしまい目から涙が溢れてくる
syp「っなんで！なんでなんでなんで！！」


syp「俺じゃ駄目なんですか....」
そこまで言うと共に部屋の扉が開いた
『ショッピ？大丈夫？』


扉からA先輩が入ってきた
『って目赤いよ！？大丈夫！？』
syp「A先輩...俺達別れましょ」
『え？なんで....？』


syp「今日....教室で女と抱き合ってたじゃないですかwやっぱり女がいいんですね、もう俺は先輩の事好きじゃないんで、別れましょ」


白々しい先輩に腹が立って思ってもいない事を言ってしまう
『ショッ((syp「それじゃ」待って！』


その場から立ち去ろうとするとA先輩に引き留められる
syp「ｯ....なんですか」


『なんで、そんな事言うの.....なんで俺の話を聞いてくれないの！』


泣いていたんだ、普段泣かない先輩が
涙を流していた
syp「なんでｯなんで貴方が泣くんですか！」


怒りに任せて怒鳴ってしまう
『俺の部活なに部か覚えてる？』
先輩の部活は確か....


syp「演劇部....！！」
『そう、あれは台本の練習だよｯ』
台本の練習....？
じゃあ俺は盛大な勘違いをしていた？


syp「すいませんｯ俺の勘違いで先輩を傷つけてしまった....」
『俺も誤解を招く事しちゃってごめんね』
俺の勘違いのせいで傷つけたのに、


syp「どうしてそんなに笑顔何ですか....！！」
『嬉しくて』
syp「えっ？」
『君がそんなに俺の事を思ってくれていたなんて嬉しくてさ』


確かに俺は無口だしあまり好きだとか言う事は無い。
俺は知らぬ内に先輩を不安にさせていたのだ
syp「....好きです」
『うぇ？』


syp「好きです。誰よりも、世界で一番」
『え、ちょ』
syp「好きだなんて言葉じゃ足りません愛してます。」


A先輩、愛してます。
Noside

『あ、もしもし〜？コネシマ？協力してくれてありがとな。コネシマ....大好きだよ』

kn「....俺もやで(やっぱり愛してるとは言ってくれないんか)」

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