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松村は頭を掻き、ため息をついた。


「田中ってバカ?いやそうだよな。そりゃあバカか。」

『は、何ひとりで納得してるんだよ。松村には絶対言われたくなかったわ!』

「いいタイミングっていつだよ。
そんな余計な事考えてるから告れないんじゃないの。」

『……そうかも…だけどじゃあいつ言えばいいの?』

「会った瞬間言っちゃえばいいじゃん。」

『それは無理。松村はできるのかよ!』

「出来る」

『松村ってさ、毎回自信たっぷりにダメ出ししてくるけど彼女いるわけ?』

「いようがいまいが、田中には言わない。」

『まじで松村ウザい。』

「うん知ってる。」

『毎回的確なアドバイスしてくるの超ウザい。』

「それは褒め言葉。」







『明日から夏休みなんだよなーー』

「樹、部活中になに叫んでんの?」

『こっちの話』

「別にいいけど、集中しろよ?」


夏休みまでに告白するんだったら今日しかない。

でもAも今日は部活だろうし、帰りはいつも約束してないからな…

ってこれが松村が言う俺のダメな所?


もっといい場所で、もっといい時間帯に…

ってどうでもいい事にこだわってるから、いつもチャンスを逃してきたのか?


部活終わったらAの事待ってみるか


『今回こそは』

「樹!もう試合始まるぞ。ウォーミングアップ早く終わらせろー」


今回も松村の言葉は俺によく効いた。








部活が終わってから、俺は夢坂聖学院の校門の前でAを待っていた。



Aも部活あるって言ってたから帰りは今頃だと思うんだけど…



『あっA…』



俺はAに声を掛けようとしてやめた。


だってAの隣には俺の知らない男がいたから。




『…あいつ誰だよ。』

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設定タグ:SixTONES , 田中樹 , 京本大我   
作品ジャンル:恋愛
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(プロフ) - ライオンさんの彼女さん» ありがとうございます。更新頻度上げていけるように頑張ります。 (2019年12月6日 0時) (レス) id: 66b8c4f431 (このIDを非表示/違反報告)
ライオンさんの彼女 - 更新頑張ってください。応援してます。 (2019年12月5日 17時) (レス) id: e1327cde42 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年11月18日 23時

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