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侑司くんは布団を床に落として、わたしの手を握り返す。熱かった。余裕を感じさせるいつもの表情を崩さないように頑張ってるようには見えるけど、明らかにいつもと少し違ったからこれは余裕のないことの表れだ。
そのままベッドの上に引きずられて、侑司くんが私に覆い被さるかたちになる。





「ほんまにええの?」




ちょっと怖くて、緊張して、上手く声が出なかったから頷いた。
また侑司くんの唇が私の唇に落ちる。





侑司くんが私に触れる手が熱い。
首を撫でられただけでも気持ちよくて、声を我慢するけど上手く出来なくて、枕を掴んで顔を塞ぐ。恥ずかしい、恥ずかしい。他の男に抱かれた時はこんな気持ちなくて、やっぱり侑司くんは私にとって特別なんだなぁって実感する。






長くて細い指が私の服の中に入ってくる。気持ちよすぎて、なんかおかしくなりそうで、




「なんで声我慢するん?」


「恥ずかしい、から……」


「もっと聴かせて」






枕を外されて、隙間から漏れてしまう声がほんとに恥ずかしくて。
向こうは楽しそうな顔してるのに私だけ必死で、侑司くんにされるがまま。声は我慢出来る訳もなく部屋の中に響く。






深くまで、優しく暴かれていく。
声なんてどうでも良くなっていった。

────────ただ気持ちよくて、気持ちよすぎて。








「侑司くん、」


「欲しい?」


「……ん」








恥ずかしいなんて、言ってる場合じゃなかったや。

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ちゃみ - お話惹き込まれて一気読みしてしまいました…!ドストライクで凄く好きです。素敵なお話をありがとうございます。いつかまた更新されることを願っています! (2021年5月6日 0時) (レス) id: d0e9746bc6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: x他1人 | 作成日時:2019年7月24日 22時

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