京本くんはいつも不機嫌

#36 ページ37

樹side






私「まあ要するに元彼の翔太にYSPされたってこと笑」







目の前にいるAは、いつもの元気なAではなく、本当につらそうで消えてしまいそう








私「それで、京本くんにアンタのいい所顔だけって言われて、あーやっぱみんなそうなんだって思っちゃって笑」









私「でも、逆に言ったら京本くんも同じように思っちゃってたんだもんね、、、なんで迷惑してるって気づかなかったかなあ、、、」









樹「、、、きょもと話さないの？」









私「話さないよ。私たちは関わらない方がいいと思うんだよね。お互いのために、、、」









きょもは昔から親の圧がすごくて、全部必死に努力して上に上がっていた





でもそれは誰も認めてくれなくて、親のコネだと言われてしまう









ただ自分自身を見てほしい





そのために必死になっているのに、顔や地位を求めて近寄ってくる人を片っ端から自分の周りから消していった









でもAはよく俺に、きょもの話をしてくるんだ









他の人が、、、、自分の親でさえ気づかないような目の光や、人にはみせない努力








全てを自力で見抜いたのはAが初めてだと思う









北斗やジェシーがAを好きなのは分かってる









でもきょもを支えることのできる人はAしかいないんだ









なーきょも







お前大変なことしてるって分かってる？









お前の1番言われたくない言葉






1番使っちゃダメな相手に向けたって









早く行動しないと




本当に手に入らないよ？

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