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急に… ページ4

「なぁ、安子から…聞いたよな?」

横子ちゃんが私達を集めた。

「…倉子……消えたんやろ…?」

「倉子…どこいったんやろ……」

「無事だとええけどっ…」

「…。」



横子ちゃんは唇を噛みしめた。

いつもなら
「横子ちゃん、
せっかくのぷるぷる唇が台無しやで。」
という倉子がいない。


すば子ちゃんは
気まずそうな雰囲気だった。

いつもなら
「すば子ちゃん、美形がもったいないわ。」
という倉子がいない。


村子ちゃんは怯えていた。

いつもなら
「村子ちゃん、大丈夫やって…」
という倉子がいない。


丸子はやろうと言い出した自分を責めていた。

いつもなら
「ムカつくけど許したるわっ」
という倉子がいない。


私は泣きそうになっていた。

いつもなら
「泣いちゃいかん、
女の子はいざという時に泣いた方が得なんやで」
と意地悪そうに笑う倉子がいない。









「なぁ、安子は?」



すば子ちゃんが急にそう言い
焦ったように周りを見渡した。




「…ほんまや、安子が来とらんやん。」

「嘘やろっ?」

「あの子…いつも早く来とるやん…!?」

「…倉子がいなくなって…
体調が悪くなったんかな…」




結局安子が来ないまま
ホームルームが始まってしまった。





「皆さんも知っているかもしれませんが

倉子さんが行方不明になりました。





それと…安子さんも
その後行方不明になったそうです。





心当たりのある生徒はいますか…?」




『安子さんも行方不明』

この言葉を聞いた時

私たち5人は
凄い勢いで目を合わせた。







…なぁ
安子もおらんくなったん?

重い足取り→←倉子はどこ?



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ハル(プロフ) - みつばさん» 最後まで読んでいただきありがとうございました! お兄ちゃんたちが助け出すお話…できたら頑張ってみます! 書けなかったらすいませんっ…^^; 面白いと言っていただけて嬉しい限りです!ありがとうございます! (2017年12月28日 14時) (レス) id: a1d9ec8253 (このIDを非表示/違反報告)
みつば(プロフ) - とても面白かったです!はいべえさん続き見てみたいなって思っちゃいました(´._.`)お兄さん方の妹さんを取り戻すようなお話しが見てみたいなぁなんて汗とにかくとても面白かったです!! (2017年12月26日 0時) (レス) id: 61c4e22e0d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ハル | 作成日時:2017年12月8日 17時

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