俺はあの日恋をした【国見英】

28話 ページ32

合宿2日目_______________









外周が終わりみんなぞろぞろとスポドリを貰いに行く




『お疲れ様ー！』





お疲れ様ー。と一人一人に声をかけながらスポドリを渡している橘先輩

一人でだからだいぶ往復してスポドリを運んでいるのだろう

橘先輩も汗をかき始めている






『あ、国見くんお疲れ様ー！』






国「ありがとうございます」






黒「A」







黒尾さんは橘先輩を呼ぶと自分のスポドリを投げた




『なに？ってうわっ…』






黒「Aもちゃんと水分補給しろよ」







『ありがとう』







黒尾さんから貰ったスポドリを橘先輩が飲む…



え？飲むの？え？
幼馴染だから普通なの？は？
間接キ…キスしちゃった俺が言うのもあれか


いやまぁ俺が気にする事じゃないんだけどさ








そんなことを考えているうちに休憩が終わってまた試合…








『国見くん』








国「？はい」






『何か考え込んだ顔してるね。どうしたの？』





ふと橘先輩にそんな事を聞かれ自分の行動を振り返る



国「え？いや、特には…そんな顔してました？」






『うん、少し』



俺の考え込んだ顔ってどんなだ…

…気をつけよ




国「そうですか？すみません」






『ううん。何かあったら言ってね』




そう言って笑顔で去っていく橘先輩の後ろ姿を見ながら、相変わらず優しい人だなぁと思った。








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