【呪術廻戦】こっち来んな呪術師！

愛しの ページ44

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――翌日。










『うぇーい、皆に愛された男こと須田誠一君が只今帰って来――いっだはぁっ！！』





バーンと教室の扉を開けて登場した途端、五条のエルボーが飛んで来た。





「よぉ、愛しい愛しいセーイチクン。元気そうで悟クン泣きそーだぜ」



『だったら涙の一滴くらい流したらどうだよ？ てめぇの涙腺干乾びてんのか？』



「あぁ愛しの誠一。私は心配で心配で夜しか眠れなかったよ」



『健康的じゃねぇか安心したわ』





180cm強の巨人が床に座り込む俺を見下ろす。

目に見えてお怒りなのは良く分かる。

家入は椅子に座って面白い物を見る様にニヤついていた。

笑ってないで助けろよコラ。





「つかお前何処行ってたんだよ。医務室にも寮の部屋にも居なかったじゃねぇか」



『上の連中が俺に恐れをなしてちょっと隔離されてただけだから気にするな』



「ツッコみ要素しかないじゃないか」





結局昨日はずっとあの部屋に隔離されていた。

勿論、椅子に座ったままではなく布団を一式用意して貰って横にもなれた。

部屋中の札が気になったが壁紙だと思ったら案外すんなり寝れた。

一つ文句を言うならば、布団が薄かった。

お陰て背中が痛い。





『あぁそれと、みんな昨日はありがとな。俺ヤバかったらしいじゃん』



「ヤバかったって言うか、ほぼ死んでたけどね」



「マジか」



「恩を感じてんなら礼しろよ。パフェ奢れパフェ」



『あー悪い、俺暫く外出禁止になったから』



「はぁっ！？」



「まぁそうなるよね」



「じゃあ金だけ寄こせ」



『カツアゲかね？ 五条クン。何様だコラ』



「五条悟様だ」










『…………夏油、家入、これで好きなジュース買うと良い』



「わーい」



「悪いね」



「テメェコラッ！ シカトしてんじゃねぇっ！！」










あぁ、こうしてまた同級生と賑やかにバカやれるのって楽しいな。





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