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断末魔 ページ39

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高速道路を飛ばし、須田の居る任務地へと向かった五条達。

今も帳が降りたままの状態で、その前には補助監督が表情を青くしたまま佇んでいた。

五条達を見て補助監督が縋りつく勢いで走って来たのを、五条は胸倉を掴まえて持ち上げた。





「おいっセーイチはっ!?」



「す、須田君はまだ戻って来ていませんっ……電話も繋がりません」



「中へ入ろう悟。兎に角確認が先だ」



「……分かってるっ」





乱暴に補助監督から手を放して帳へ向かう。

内側へ入った瞬間、感じる濃い呪いの気配。





「っ……これは酷い」



「悪い予感が当たった。宿儺の指取り込んだ呪霊が居やがる」



「そうなると等級はやはり特級かい?」



「あぁ間違いなく」





気配を辿って奥へ進む。

崩れた壁や抉れた床、所々に見える暴れた痕。

真新しい血の臭い。





「……悟、あれ」





荒れ方が酷い方へ目を向けると、刃が折れ柄部分のみ残った刀が転がっていた。

須田が任務で使っている呪具だ。

術式が発動した須田の怪力でも耐え得るようにと、夜蛾が用意した物だ。

それが粉々に砕けている。










【ギィィィィィアァァァァァッ!!】










「「っ!?」」










劈く様な断末魔が当たりに響き渡った。

五条も夏油も手で耳を押さえた。

ビリビリと空気が振動するのが肌に伝わる。

二人は音がした方へ走り出した。





廃病院の、かつて中庭だった場所。

荒れた地面に転がるのは、ボロボロと崩れ消え行く呪霊の脚。





そして、地面にひれ伏す呪霊。

その背中には呪霊の両腕を掴み後ろへ引っ張る須田の後ろ姿があった。





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狂気に笑う→←悔いのない死なんてない



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腐男子 - あんまりわかんないですけど五伏コンビが見たいっす。 (2022年1月21日 18時) (レス) id: af98c525c3 (このIDを非表示/違反報告)
家具が高い - パパ黒と絡むのは新鮮!面白かったですー! (2022年1月10日 17時) (レス) @page50 id: c06f6fba38 (このIDを非表示/違反報告)
ネコぱふぇ(プロフ) - REBORN!ヲタクは今日も尊死するさん» ご指摘ありがとうございます! 夏油なら言いかねないけどここは間違いですね! 訂正して置きます。 (2021年12月5日 0時) (レス) id: 3da7122dd2 (このIDを非表示/違反報告)
REBORN!ヲタクは今日も尊死する - 37話で夏油の「行ってらっしゃい」が「行ってらっちゃい」になってましたよ?ワザとでしたらすみませんッッ! (2021年12月4日 23時) (レス) @page37 id: 9f95d8689d (このIDを非表示/違反報告)
輪廻 - リクエスト!!体調不要で吐きそうで吐けなくて困って時に、夏油に見つかって夏油の指喉に突っ込まれて[ごめんね]とか言われながら吐く感じのを見たいっす!! (2021年11月16日 19時) (レス) @page45 id: 23123a7f78 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ネコぱふぇ | 作成日時:2021年9月19日 17時

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