一人任務 ページ32
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高専のグラウンドでは、体術の訓練が行われていた。
『あっ! てめぇコラ五条っ! 無下限使うなっつただろうがっ!』
「っるせぇなぁっ! てめぇが事あるごとに俺の顔面狙って来るのが悪いだろ!」
『腕でガードすりゃいいだろうが!』
「防いでも痛ぇんだよ! つーか長時間ぶっ続けで組手してるこっちの身になれっ!」
『五条の鍛えが足りねぇんじゃねぇの〜?』
「はぁ〜っ!? 違いますけどぉ〜? 猪と暮らしてた野生児と一緒にすんなバカッ!」
『誰が野生児だボケッ!』
「あの馬鹿二人、何時までやってんだ?」
五条と須田の組み手を端で眺めていた家入が溜息を吐いた。
同じく観戦していた夏油と呆れながら二人を見つめた。
「今、悟の方が一発多く誠一に当てているんだよ。誠一の事だから一発殴らないと気が済まないんじゃないかい?」
「小学生の喧嘩かよ、アホらし」
『おい家入っ!』
「聞こえてんぞ傑っ!」
「うわっ揃って地獄耳だ」
組手をしていた五条と須田が家入達の所へ近付いた。
ダラダラに汗を掻いて息が上がっている。
「ったく、俺これから任務だってのに、あぁ〜もう動きたくねぇ〜」
「サボるなよ悟。この後硝子と誠一は?」
「私も先生の付き添いで出掛ける」
『俺も任務』
「珍しいね。一人かい?」
『あぁ。2級案件らしい。五条と夏油は?』
「1級案件。そんなの傑一人でも十分なのによ。俺要らなくない?」
「駄目だよ。数が多くて厄介だって話だ。私に押し付けるんじゃないよ」
行きたくねぇと駄々を捏ねる五条を夏油が引き摺って行った。
家入もそろそろ時間だと準備に向かったので、須田も自分の任務の準備を始めた。
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腐男子 - あんまりわかんないですけど五伏コンビが見たいっす。 (2022年1月21日 18時) (レス) id: af98c525c3 (このIDを非表示/違反報告)
家具が高い - パパ黒と絡むのは新鮮!面白かったですー! (2022年1月10日 17時) (レス) @page50 id: c06f6fba38 (このIDを非表示/違反報告)
ネコぱふぇ(プロフ) - REBORN!ヲタクは今日も尊死するさん» ご指摘ありがとうございます! 夏油なら言いかねないけどここは間違いですね! 訂正して置きます。 (2021年12月5日 0時) (レス) id: 3da7122dd2 (このIDを非表示/違反報告)
REBORN!ヲタクは今日も尊死する - 37話で夏油の「行ってらっしゃい」が「行ってらっちゃい」になってましたよ?ワザとでしたらすみませんッッ! (2021年12月4日 23時) (レス) @page37 id: 9f95d8689d (このIDを非表示/違反報告)
輪廻 - リクエスト!!体調不要で吐きそうで吐けなくて困って時に、夏油に見つかって夏油の指喉に突っ込まれて[ごめんね]とか言われながら吐く感じのを見たいっす!! (2021年11月16日 19時) (レス) @page45 id: 23123a7f78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ネコぱふぇ | 作成日時:2021年9月19日 17時