栗花落カナヲの妹さん

八話　歌姫さん ページ9

作者「どうしよう。オチ決めてません･････。恋愛系にするか死ネタにするか･････。迷います。」




歌姫「私の妹にならない？」

しいな『･･････････？』

歌姫「私はあなたが見たという化け物を倒す仕事をしてるの。でも化け物を倒すには才能が必要で普通の人は倒すことが出来ない。でもあなたには才能があるみたいだから私があなたの家族となりあなたの才能を磨く。そしたあなたは将来、化け物の倒す人となる。もちろんあなたが嫌なら断ってもいいのよ」

化け物を倒す人、鬼殺隊みたいな人のこと？

どうしよう。

あの化け物に恨みはない。

でもカナエ姉さんなら、しのぶ姉さんなら、きっと見ず知らずの誰かの為に化け物を倒す人になるだろう。

しいな『･･････････なる』

歌姫「！！ わかったわ。じゃあ私は家の中にいる化け物を倒してくるから外で待ってて」

巫女さんは家の奥に入っていく。

蝶と戯れてしばらくすると巫女さんは出てきた。

歌姫「お待たせ。ところであなたの名前は？」

しいな『栗花落、しいな』

歌姫「しいな、ね。私は庵歌姫。早速だけど私の働いてるところに紹介しに行こうか」

巫女さん、歌姫さんは歩いてる途中に色々教えてくれた。

あの化け物、呪霊のこと。

その化け物を倒す、呪術師のこと。

負の感情のこと。

呪術高専のこと。

強さを表す位があること。

術式のこと。

呪詛師のこと。

歌姫「覚えて欲しいのはこれくらいかな。後で詳しく教えるね」

しいな『･･････････』ニコニコ

歌姫「あの、何か聞きたいことはある？」

どうしよう。

銅貨を投げて決めよう。

表が出たら聞く、裏が出たら聞かない。

ピン クルクル パシッ

裏、聞かない。

しいな『･･････････』ニコニコ

歌姫「そのコインは何？」

表が出たら答えない、裏が出たら答える。

ピン クルクル パシッ

裏、答える。

しいな『指示されてないことはこれを投げて決める。さっき、あなたと話すか話さないか決めた。話すが表、話さないが裏だった。裏だったから話さなかった』

歌姫「自分で決めないの？」

しいな『どうでもいいの。全部どうでもいいから自分じゃ決められない』

歌姫「そうなのね･････」

しばらく歌姫さんは黙る。

歌姫「あなた、もしかして虐待されてた？」

しいな『･･････････』ニコニコ

歌姫「･･････････」

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