三十二話 秘密 NO side ページ36
作者「急展開と思った方。伏線はってたんですよ(大嘘)。いやすいません。でも本当にちょっとは入れました」
カナヲ「私としいなは貧乏な家に生まれたの。食事抜きは当たり前。お風呂も入れてもらえないし暴力も振る親でね」
カナヲは自嘲気味に笑う。
カナヲ「でもある日転機がきた。私としいなは売られた。その時に鬼殺隊の柱とその妹に買われたの」
虎杖「鬼殺隊？」
五条「大正時代まで存在していたといわれる鬼を狩る組織。柱っていうのは一番上のくらいじゃなかったかな」
五条は補足する。
カナヲ「私達は名前を貰い家族の証である蝶の髪飾りを貰った。あの時が一番幸せだったのかも」
カナヲは懐かしむように微笑む。
カナヲ「でも、幸せは長続きしなかった。一番上の柱の姉が死んだ。殉職だったの」
誰かが息を呑む音がする。
カナヲは構わず話を続ける。
カナヲ「私達は虐待されてたせいか感情があまりわからなかったけど、その時に初めて鬼が憎いと思った。それから鍛錬を始めて私達は鬼殺隊に入った。その時には二番目の姉が柱になっていたから弟子入りした」
カナヲは一気にここまで話す。
カナヲ「私はある素敵な人のおかげで感情を取り戻したけどしいなは無感情のまま。でもどこか家族を大事に思う気持ちには残っていたのかしいなは･････」
カナヲは少し間をおく。
カナヲ「私を庇って死んだの」
カナヲは拳を握る。
その拳も震えていることから悔しいのか辛いのか怒っているのかよくわからないが良くない感情を抱えているのは明確だ。
カナヲ「鬼の始祖を倒したことで私達には平和に生きることが出来た。私は素敵な人と結婚することも出来た」
良いことのはずなのにカナヲの表情は暗くなる。
カナヲ「でもいつも笑い合ってる時にしいなの顔がチラつくの。しいなが私を庇ってくれたから今笑えるんだな、しいなと一緒に笑い合いたかったな、しいなを幸せにしてあげたかったなって。そして私の望みは私の肉体が死んでもなお、現世にとどまり続けた。私の魂は死ななかった」
カナヲはまた自嘲気味に笑う。
カナヲ「不思議だよね。強い意志さえあれば魂はなくならないの。まあ話は戻すけどそれから100年あまり私はしいなが転生してくるのを待った。そしてしいなが生まれた瞬間、私はしいなの肉体に飛び込んだ。私の魂は死ななかったから一緒に生まれ変わることは不可能だったけど今度こそ幸せにしようと決意した」
三十三話 伏線 NO side→←三十一話 栗花落カナヲ NO side
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わっぱみがき - あんさ、この人文才皆無っていってるけどそしたら僕は最底辺の塵から最底辺のチリすらなれないよ？！この人は文才あるじゃないですか！！！神なんですよ！俺は紙以下！！分かる？！その上設定も神ってるし？！キャラの人選も神ってるし？！なんなの？！神じゃん(逆ギレ) (11月1日 9時) (
レス) id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
sou(プロフ) - 続きどうなるんだろ！楽しみです！！最初は名前変換出来んのかぁって思ってたけどできなくでも全然すき！ (2022年2月21日 8時) (レス) @page33 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
ゆりねちゃん(プロフ) - パンダって人？ (2022年2月19日 16時) (レス) @page29 id: 20fe901fba (このIDを非表示/違反報告)
刹那 - 落ち…狗巻先輩が希望です！…遅いでしょうか… (2022年1月13日 19時) (レス) id: 55af1cd0b0 (このIDを非表示/違反報告)
美園(プロフ) - しいなちゃん可愛いかよ！！！！！友達で照れるなんて！ (2021年12月31日 21時) (レス) @page32 id: 04f1c58536 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：楓 | 作成日時：2021年11月13日 21時
