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似合わない:Motoki ◎ ページ40

私達の関係を短絡的に話すと所謂せふれ。私たちは高校の時に付き合っていたのだけど、別れてからもズルズルとこんな関係を続けてる。


「なんか今日いつもと違う」

『え?そうかな?』


彼の家に来て早々そう言われたものの何が違うのか自分では分からない。


「...彼氏出来た?」

『あ、彼氏出来た。』

「だと思った」


どこを見て彼氏が出来たと気付いたのかは分からないけど、別に聞く必要は無い。そんなことどうでもいいんだから。


『お風呂借りていい?』

「ん、どーぞ。」


彼の家のお風呂に常備してある私のボディーソープ。そういえば私は彼氏作ってるけど彼は彼女を作らないのだろうか。こんなにも私の痕跡を残しておいて、彼女を連れ込めるとは思えない。

お風呂から上がるとさっきまで来ていた白いワンピースが無くなってる。バスローブのまま出ていくと彼が私の服を持っていた。


『服ちょうだい』

「なんでこんな服着てる?似合ってないよ?」

『彼氏に買って貰ったんだもん』

「全然似合わない。うちに置いてる服着な。」

『あー、やっぱり似合わんかぁ...薄々気付いてたけど笑』


私の服はポイッとゴミ箱の方に投げられて届かず床に落ちる。今日はどうやら不機嫌らしい。服を手に取ろうと足を踏み出すと、彼はそれを遮るように立ち上がり私の手を引いた。

寝室に入ると乱雑にバスローブが剥ぎ取られる。私の身体を触る指はさっきとは違い繊細な動きで酷く優しいタッチをくれる。


『っ、はぁ...かいっ、』

「いつもより緩くない?」

『きのう、したから...』

「良くないね?困るよ勝手に使われたら。」

『ごめ、ごめんなさいっ、』


私が抜けられないのは彼のこの雰囲気がたまらなく好きだからだ。直接的に言われてる訳では無いのにいつの間にかはっきりと付けられた主従関係。勿論彼の指遣い、腰遣いも好きだけどそれ以上に彼の言葉が私にぴったりなのだ。


「生でなんかしたらダメだよ?」

『しないっ、しないです...ぁ、っ♡』

「ここは俺の場所なんだから、これからする前に俺に連絡すること。わかった?」

『あぁっ♡しますっ!れんらくぅ...っ♡』

「昨日何回いったの?」

『ぜろっ、ぜろかい...いけなかったぁ...』

「だから今日俺に連絡したんだ?物足りなくて?」

『して...かいっ!もっとぉ♡』


彼の服を握る私の顔を見て彼は口角を上げた。今後もきっとここから抜け出せないだろう。

かずくんの恋:Tommy リク→←かんふぅ:Kanta ◎ リク



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むう - めちゃくちゃ大好きです!これからも応援してます! (2022年5月7日 22時) (レス) @page37 id: 0b4c79d36c (このIDを非表示/違反報告)
ぴあ(プロフ) - りあさん» ありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします! (2020年12月11日 17時) (レス) id: e3e12464ab (このIDを非表示/違反報告)
りあ(プロフ) - モーニングルーティンの小説とても好きです。これからも更新楽しみにしています。 (2020年12月8日 16時) (レス) id: 1311488687 (このIDを非表示/違反報告)
ぴあ(プロフ) - かりんとうさん» 具体的なシチュエーションなどはございますか。あれば助かります。 (2020年11月3日 15時) (レス) id: e3e12464ab (このIDを非表示/違反報告)
かりんとう(プロフ) - 初めまして、良ければワタナベマホ君の小説を書いて欲しいです!! (2020年10月30日 10時) (レス) id: 4f5e255211 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぴあ | 作成日時:2020年3月11日 21時

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