輪廻転生:Silkroad ページ34
『シルクー！』
シ｢うるせ笑｣
大声を上げて突進してきたのは動画にも度々出てもらってる俺の幼馴染、A。もうすっかり動画用の名前が定着して滅多に本名で呼ばれることは無い。
『ねぇねぇねぇねぇねぇ！！！』
シ｢なに？笑｣
『輪廻転生って知ってる？』
シ｢ああ、生まれ変わりみたいなもんだろ？｣
『今近しい人って前世でも一緒にいた人らしいよ？』
ニマニマしながらそんな事を話す。言いたい事は分かる。きっと俺らなら前世でも仲良かったよねだなんていうクサイ話をしようとしてるんだろう。
シ｢ふぅん｣
『ねぇ、シルクはさ今の知人の中で誰と結婚してたと思う？』
シ｢いや、結婚してるとは限らんだろ笑｣
『子供大好きシルクが結婚してないわけない』
シ｢あーまぁ...そうだなぁ...誰だろうなぁ？｣
そんな話をしている時モトキがうちにやってきた。
モ｢なんの話してるの？｣
シ｢Aが輪廻転生について急に気にしだした笑｣
モ｢あー、俺もたまに考える時ある｣
『だよね！？』
シ｢普通ねぇよ笑｣
『今の友達と前世で出会ってない可能性とかもあるのかな』
シ｢あるだろ。しかも前世で仲良かったのに今会えてない奴とかも居るだろうし。｣
『えー、絶対にシルクとは前世でも仲良しだったと思うんだけどなぁ...』
寝っ転びながらそう言う彼女は無意識なのかモトキをチラチラ見てる。Aが去年頃からモトキに気がある事は薄々気付いていた。長年の付き合いのせいですぐ気がついてしまう事を悔やんだ。
モ｢Aは前世でも女の子な気がするなぁ｣
『え？なんで？』
モ｢だって言葉遣いが多少悪くても所作が凄い女性らしいもん｣
『え、あ、なんかありがとう...』
頬を染める彼女を見ると胸が痛む。なんでだよ、俺の方が長くお前の近くに居るのに。なんでお前は俺にその顔を見せてくれねぇんだ。
シ｢モトキは前世で自分が誰かと結婚してたと思う？｣
モ｢いやぁ...俺恋愛とか多分向いてない。してたとしてもお見合い結婚だと思うよ笑｣
『でも意外と恋愛してたりとか...ない？』
モ｢だって今も恋人欲しいとか思えないもん笑｣
シ｢まぁモトキはそういうタイプだよな笑｣
モトキの言葉が刺さってるようで下手な愛想笑いを浮かべて腕で顔を隠した。そのせいでTシャツが捲れ上がり綺麗なお腹がちらりと見える。
モ｢ほら、女性なんだから肌は隠しなさい｣
『っ、ありがと』
俺は前世でお前が嫁だったと思ってんのによ
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むう - めちゃくちゃ大好きです！これからも応援してます！ (2022年5月7日 22時) (
レス) @page37 id: 0b4c79d36c (このIDを非表示/違反報告)
ぴあ(プロフ) - りあさん» ありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします！ (2020年12月11日 17時) (レス) id: e3e12464ab (このIDを非表示/違反報告)
りあ(プロフ) - モーニングルーティンの小説とても好きです。これからも更新楽しみにしています。 (2020年12月8日 16時) (レス) id: 1311488687 (このIDを非表示/違反報告)
ぴあ(プロフ) - かりんとうさん» 具体的なシチュエーションなどはございますか。あれば助かります。 (2020年11月3日 15時) (レス) id: e3e12464ab (このIDを非表示/違反報告)
かりんとう(プロフ) - 初めまして、良ければワタナベマホ君の小説を書いて欲しいです！！ (2020年10月30日 10時) (レス) id: 4f5e255211 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴあ
| 作成日時：2020年3月11日 21時
