高校生:Tommy リク ページ17
ト「めんど!掃除だるっ!」
「じゃん負けなんだからちゃんとやれよ〜!笑」
ト「1発ずつ殴って倒れた方が負けにしねぇ?」
「お前頭おかしいよ笑」
「早くやれ富永〜!」
ト「うっぜ〜笑」
友達と話していると聞こえてくる男の子達の会話。友達のゆーちゃんはああいう人の事″野蛮″って言うんだよって言ってた。
「ねぇ...もしかしてAも掃除当番じゃない?」
『...あ!ほんとだ!』
「うわぁ...頑張れ?」
『はーい』
「頑張れの意味伝わってないな...」
掃除用具入れに近寄ると富永くんは不思議そうな顔して私を見た。
ト「...なに?」
『私も掃除当番なの。一緒にしよ?』
ト「ああ、うん...」
「お前高嶺の花と掃除とかずりぃだろ」
「富永くん俺が変わってやってもいいですよ」
ト「うるせぇなぁお前ら笑」
掃除を始めてすぐは彼も友達とお喋りしてたけど、だんだん人が少なくなり黒板掃除を始める頃には私達以外誰も居なくなっていた。
ト「俺上の方するからいいよ」
『ありがとう!じゃあゴミ捨てに行くね?』
ト「あー...その前にここのチョークの粉拭いてくんね?」
『そっか!雑巾濡らしてくるね!』
廊下に出ると壁に耳を付けて変な格好をしてる男の子達が3人いる。私の姿を見てびっくりしたみたい。
『あ、富永くん待ってる?』
「や、あ〜まぁ、そんな感じでっす...」
「全然焦ってないから!」
「ほら!仲良く2人で続けて?」
「おま、馬鹿!いらんこと言うな!」
よくわかんないけど富永くんを待ってる人が居るなら私が掃除終わらせた方がいいかも。慌てて雑巾を濡らして教室に戻った。
ト「ありがと。もうそれ拭くだけだから...あーの、一緒にゴミ捨て行く?」
『いいよ!私一人で行く!お友達が廊下で待ってるから先帰っていいよ?』
富永くんは怪訝な顔して廊下に顔を出し、何か話してきたみたい。
ト「俺の事待ってた訳じゃなくて話あっただけらしいしもう大丈夫。」
『そうなんだ?でももう終わるし先帰っていいよ?』
ト「いや、ゴミ捨て俺も行くわ」
『ゴミ1つなのに?』
ト「あー、はんぶんこする?」
彼は口に出してすぐ変な顔になって額を拳でグリグリ押し付けた。
ト「いや、はんぶんこは違うか、ごめん。なんもないホントに。」
『ゴミをはんぶんこなんて富永くん可愛い考えだね?笑』
ト「いや...」
『でもせっかくだからはんぶんこしよ?』
なにかもごもごと呟いた彼はゴミを掴んで差し出してくれた
涕泣:Toshimitsu リク→←高校生:Kanta リク
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むう - めちゃくちゃ大好きです!これからも応援してます! (2022年5月7日 22時) (レス) @page37 id: 0b4c79d36c (このIDを非表示/違反報告)
ぴあ(プロフ) - りあさん» ありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします! (2020年12月11日 17時) (レス) id: e3e12464ab (このIDを非表示/違反報告)
りあ(プロフ) - モーニングルーティンの小説とても好きです。これからも更新楽しみにしています。 (2020年12月8日 16時) (レス) id: 1311488687 (このIDを非表示/違反報告)
ぴあ(プロフ) - かりんとうさん» 具体的なシチュエーションなどはございますか。あれば助かります。 (2020年11月3日 15時) (レス) id: e3e12464ab (このIDを非表示/違反報告)
かりんとう(プロフ) - 初めまして、良ければワタナベマホ君の小説を書いて欲しいです!! (2020年10月30日 10時) (レス) id: 4f5e255211 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴあ | 作成日時:2020年3月11日 21時