最強カップル！？4 (ページ23)

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part2　貴方side ページ23

ガラッとドアを開けるといつものような黄色い顔面で迎えるタコ。

殺せんせー「Aさんは警察官…ですか。」

『そう。今まで当たり前のようにハッキングとかをやって来てたけど、春斗くんと出会ってさ、こういう子供を減らしたいなーって思ったんだ。その子自体は普通の子なのに、親が"訳あり"ってだけでいじめられたりするの、嫌だし。そういうの減らすにはやっぱり元(親)から直していくべきかなって思ったんだよね。偶々近くに警察を職業にしてる人もいるしさ』

殺せんせー「…まるで自分の親がそうだったように話しますね」

『……そこらの犯罪者の親と一緒にしないでくれる？』

と、無意識に放ったその言葉はこの教室で発したなかで一番冷たい言葉。でも、これは本心。
そこらの犯罪者と一緒にしてほしくない。

殺せんせー「…話してくれませんか…？」

『何を言われようとそのこと(過去)について話す気はないよ。それがここを守る最善策だと思うし…第一、聞いてどうするの？』

殺せんせー「貴方がそこまで思う両親ならば、いい人なのでしょう。しかし…」

『簡単に言ってくれるね？どうせすべてを知ったら皆離れていく。…昔と同じように…』

そう言って教室を出た。

…皆そうだった。"本当の事"を知ったら離れていった。

"アイツと関わらない方がいい"

"犯罪者に育てられたなんて…何をするかわかったものじゃない"

"うちの子に近づかないでちょうだい！犯罪者になったらどうしてくれるの！？"

私たちの親の事なんか知りもしないで……
確かに他から見たら"犯罪者"。でも、私たちからすれば両親は私たちを救ってくれた"ヒーロー"

一緒にしないで欲しかった。
なにも知らないで上っ面しか見ないで…

きっとこの世界のほとんどがそんな人間なんだろう。

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どうも作者です！
次から過去編突入です。
原作とは違うところもありますのでご了承くださいm(_ _)m
テスト中ですが、内容は、ほぼほぼ決まってるので、更新頑張ります！

これからもよろしくお願いいたします！