最強カップル！？4 (ページ20)

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part14　貴方&カルマside ページ20

皆がここから脱出して地上に出たら、

後ろから抱き締められてすごくビックリした。

『うわっ！？』

カルマ「怖かったでしょ？」

『…え…？』

カルマ「薬の効果が薄くなってても、完全に表が前に出てきたわけじゃないから、自分とも苦闘しながら俺らを傷付けないように考えてたんでしょ？」

隅々まで当てられ、こいつには隠し事は一生無理だと悟った。

カルマ「……頑張ったね」

『ん…』

なんかその言葉にすごく安心して、気がついたら深い眠りについていた。

カルマside

地上に出てから、Aを見ると微かに震えているように見えた。

まぁ、敵の中にいながら自分とも苦闘して、俺らのために動いてくれたわけで、震えない方がおかしい。

俺はそっと寄り添い、後ろから抱き締めた。

Aが安心できるように声をかけ、
規則正しい呼吸を聞くと、どうやら寝たらしい

カルマ「…寝た？」

前原「寝たな。」

メグ「寝たわね」

さてこいつをどうやって運ぼうかと考えていると渚くんがちょっと気まずそうに聞いてきた。

渚「…カルマ君」

カルマ「んー？」

渚「カルマ君はAさんがなんで死神に操られたのかも、"やりたいこと"も、僕たちにすべてを明かさない理由も知ってるの？」

カルマ「知ってるよ。」

どっちかって言うと、Aが言わざるを得ない状況になって仕方なくって感じで話してくれたけど

渚「そっか…」

と答えた渚くんは、どんなに問い詰めても俺も口を割らないことがわかっているのだろう。

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窓から差す日差しが眩しくて目を覚ますと

自分のベッドの中にいる私と……

赤髪

…赤髪！？

驚いて勢いよく起きてカルマの毛布も一緒にめくれたけどこれは不可抗力だ。

というか、状況が掴めない

え？ここ私のベッドでしょ？
ここ私の部屋じゃん？

……え？(混乱)

カルマ「…ん」

と、隣にいる多分すべてを知っているであろう人物に話を聞いてみる。

すると…

カルマ「あのあと、Aのベッドにおいたら、腕引っ張られてここから出られなくなったんだよね」

とのこと。

……全く記憶がない

『……なにもしてないよね？ね？』

カルマ「残念ながら」

…残念ながらってなんですか？