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プルル、プルル、と着信音が鳴ったスマホを手に取った。
あぁ、随分懐かしい番号だな。なんて思いながらそれに応じる。
電話の向こうでヒョンが笑った。
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「久しぶり。ジョングク。」
「……お久しぶりです、
ジニヒョン。」
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僕の最高の恩人。
僕の幸せを、作ってくれた人。
「あれからどう?二人で幸せにやってる?」
「はい、お陰様で。子供もできました。」
「え?本当に?おめでとう!」
そう。あれから俺たちの間には、子供が出来た。
目に見える、愛のカタチ。
…あー、本当に幸せだ。
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「もー、本当に感謝してよね!元ストーカー犯のお前をここまでにしてやったんだから!」
「…やめてくださいよー。そんな不名誉な言い方。」
だって実際そうじゃん、とヒョンがぼやく。
……まぁ、それもそうか。
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1人目の恋人のユリは、なぜだか俺の愛を拒否してきたから、少し嫌がらせしてやった。
そしたら自 殺にまで追い込んじゃって。
当時Aっていう新しい
本当に、迷惑な話だった。
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そんな俺の後押しをしてくれたのが、ジニヒョンだった。
「ねぇ君。ちょっと僕の実験に協力してくれない?」
そう言って、俺に手を差し伸べてくれたヒョン。
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その手を取ってから、トントン拍子でことは進んだ。
同じ大学の学生って体で、Aとは一気に距離を縮めることが出来た。
Aには俺しかいない、って刷り込ませるために、変な噂も流した。
その甲斐もあって、Aの周りには人はよりつかなくなった。
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…本当、キムテヒョンとミンユンギはイレギュラーだったけど。
なんとか消せてよかった。
あーあ。本当に目障りだったなー。
まぁ今となっては、あの二人の存在なんか、俺とAが結ばれるためのただの補強材だけどね。
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uni(プロフ) - 塩飴さん» 本当に塩飴さまのような素敵すぎる読者様に読んでいただけで、本当に幸せです。私の作品に出会ってくださり、本当にありがとうございました!これからもぜひ、よろしくお願いしますね( ;∀;) (2020年5月30日 23時) (レス) id: 6aca3b67d4 (このIDを非表示/違反報告)
uni(プロフ) - 塩飴さん» 塩飴さん、こちらも読んでくださったんですね…!?本当にうれしいです( ;∀;)書き手として、そのような感想をいただけて本当に鼻が高いです笑 さっきからずっとにやにやしてます。(おい) (2020年5月30日 23時) (レス) id: 6aca3b67d4 (このIDを非表示/違反報告)
uni(プロフ) - もゆさん» サイコパスグクくんも、純粋テヒョンくんも、男前ユンギさんも、みんな愛していただけて幸せです(⌒∇⌒)そんなうれしい感想をいただいてしまって、さっきから本当ににやけが止まりません!!すごくうれしいです!私の作品に出会ってくださってありがとうございました! (2020年5月30日 23時) (レス) id: 6aca3b67d4 (このIDを非表示/違反報告)
uni(プロフ) - もゆさん» もゆさん、本当に素敵なコメントありがとうございます( ;∀;)全部読んでくださったんですね…!感激です。こんな素敵な方に読んでいただけて、本当に本当に幸せです。 (2020年5月30日 22時) (レス) id: 6aca3b67d4 (このIDを非表示/違反報告)
塩飴 - たしかに毎回必ずグク出てきましたもんね。ストーカーだからか、、あと、描き方うますぎです。その視線は誰?のとこ、鳥肌立ちました。 (2020年5月30日 15時) (レス) id: a6b86ec691 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:uni x他1人 | 作成日時:2020年3月12日 22時