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「…ふざけないでくださいよ。ヒョン、自分がやったことがどういうことか、わかってます?」
「うん。さすがに物理的な害を与えたことは申し訳ないと思ってるよ。だからちゃんとテヒョンには謝るつもりだよ?」
「…いや、それだけじゃないでしょう」
「え?あ、今更だけど、『君は大好きなAちゃんにストーカーって勘違いされたままだけど、それも全部僕のせいなんだ、ごめんね』とも謝ったほうがいいかぁ」
そういうと、どうしてか黙ってしまったユンギ。いや、実際そうだよね。
ただ僕に指示されたとおりに動いただけなのに、まさかその行動が全部、Aちゃんの目からはストーカーに見えてました、なんてことはテヒョンは知らないんだから。
謝らなきゃなぁ。
そっかぁ。テヒョンがそれを知ったらすごいストレスになるだろうけどね。前に進もうとしているテヒョンには、すっごくね。
『君は大好きなAちゃんからストーカーだと思われてる。ごめんね』って。僕からちゃんと、謝ろう。
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「……いいです、ただ、
あいつには二度と近寄らないでほしいです。」
「あ、そう?ならそうするね」
なんだ、ユンギがそういうなら仕方ないよなぁ。あれ、それで、あとは何を話すことがあるんだっけ。
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「…結局僕が今後できることは、テヒョン含めて、Aちゃんとかチョンジョングクに近づかないってことでしょ?あ、もちろんユンギにもね。」
今までごめんね、と言って電話を切ろうとした。
と、思ったけど、最後に一つ、答えてない質問があったことを思い出して、再びスマホを耳に当てた。
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「そうそう。さっき何のためにこんなことしたの?って聞いたよね。
ただの実験だよ。ちゃんと成功させるからさ。」
それだけ言って、今度こそ電話を切った。
なんの実験、って最後聞かれた気がしたけど、切っちゃた。
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「…なんの実験かあ。ユンギはきっと、事の顛末を全部理解したつもりでいるんだろうけど。
ま、いっか」
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別に知ってもらう必要もないしね。
今日はキムチチゲでも作ろっと。
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uni(プロフ) - 塩飴さん» 本当に塩飴さまのような素敵すぎる読者様に読んでいただけで、本当に幸せです。私の作品に出会ってくださり、本当にありがとうございました!これからもぜひ、よろしくお願いしますね( ;∀;) (2020年5月30日 23時) (レス) id: 6aca3b67d4 (このIDを非表示/違反報告)
uni(プロフ) - 塩飴さん» 塩飴さん、こちらも読んでくださったんですね…!?本当にうれしいです( ;∀;)書き手として、そのような感想をいただけて本当に鼻が高いです笑 さっきからずっとにやにやしてます。(おい) (2020年5月30日 23時) (レス) id: 6aca3b67d4 (このIDを非表示/違反報告)
uni(プロフ) - もゆさん» サイコパスグクくんも、純粋テヒョンくんも、男前ユンギさんも、みんな愛していただけて幸せです(⌒∇⌒)そんなうれしい感想をいただいてしまって、さっきから本当ににやけが止まりません!!すごくうれしいです!私の作品に出会ってくださってありがとうございました! (2020年5月30日 23時) (レス) id: 6aca3b67d4 (このIDを非表示/違反報告)
uni(プロフ) - もゆさん» もゆさん、本当に素敵なコメントありがとうございます( ;∀;)全部読んでくださったんですね…!感激です。こんな素敵な方に読んでいただけて、本当に本当に幸せです。 (2020年5月30日 22時) (レス) id: 6aca3b67d4 (このIDを非表示/違反報告)
塩飴 - たしかに毎回必ずグク出てきましたもんね。ストーカーだからか、、あと、描き方うますぎです。その視線は誰?のとこ、鳥肌立ちました。 (2020年5月30日 15時) (レス) id: a6b86ec691 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:uni x他1人 | 作成日時:2020年3月12日 22時