【銀魂】銀魂彼氏に○○STORY【短編集】

夜彼の布団に入ってみた【吉田松陽】 ページ10

眠れない。

だから、先生の部屋の前に来た。けど、まだ入る勇気が出ない。


ウロウロしていたら。


「A、お入りなさい」


中から先生の優しい声がした。


『せ、先生…』

「まったく、Aは子供ですね。まだ一人で寝られませんか。」

『お、大人だって眠れない夜はありますっ…！』



そう言うと、先生は笑って布団をめくり、言った。

「さ、どうぞ、A」


私はなんだか安心して、先生の布団に潜り込んだ。……いい匂いで、温かい。


「A…、なんだか私の子供みたいです」

『こ、子ど……』


私はその一言に少しムッとする。もう…大人の余裕…っていうのかな。ズルいや。


『先生…』


私は先生の顔に近づき、キスをした。


『子供じゃないです。』


ぎっと先生を、見つめる。


先生の綺麗な目が、私をみて固まる。


そして


「A…」


私の名前を呼び、




「では私がもう一歩大人にして差し上げましょうかね」


目を細めてニコッと笑った。


『へ……』




ーーーーー翌日ーーーーー


「先生〜おはようございま……！！？？」


「おはようございます、銀時」


「いや！何で！？何かA姉ちゃんが先生の布団で寝てるんですけど！？」


「あぁ、寝かせておいてあげてくださいね。



昨日は夜遅くまで授業があったものでね」

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