【銀魂】銀魂彼氏に○○STORY【短編集】

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『失礼します。……晋助様？』



「入れ」



いつも通りの声に安心する。



『包帯、持ってきました。手当しますね』

彼の着物の腹部は赤く染まっていた。



包帯を巻きながら、私は口を開いた。


『晋助様、私、強くなって戦闘班に入りたかったです』

「なんでだァ？」

『晋助様のお側にいられるからです』



いつ、大怪我して帰ってくるかわからない彼氏。片時も側を離れたくないよ…



『また子ちゃん達が羨ましいです…』


そうつぶやくと、晋助様は何故かククッと笑った。


「なんだ、嫉妬か？…可愛いなァ」


『ちょ、！？私は真剣にっ！！』


「それに、テメェ残して死ぬほど、俺ァヤワじゃねぇさ」


確かにそうだった…


「仕方ねぇ、寂しい思いさせた罪滅ぼしとして、二人の時間を楽しませてやらァ」


『えっ…』


ふと腕をみると巻き掛けだったはずの包帯で、両手を拘束されている。


『いやいやいやこれ晋助様用ですからぁぁぁ！！！！！』



____これからもどうか、隣で愛しくださいね。

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