【イナズマイレブン】混沌の日記帳 (ページ6)

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奈良へページ6

瞳子「出発よ！
エイリア学園と直ぐに戦うことになるかもしれないわ」

理事長「瞳子君、円堂くんたちを頼んだぞ。
情報は随時イナズマキャラバンにて発信する」

瞳子「お願いします」

円堂は、''イナズマキャラバン''という聞いたことのない言葉に反応する。

地下に降りると、そこには部室という名の移動用のバスがあった。

ドアには''サッカー部''と書かれた木版があり、響木がここは言わば新しい部室だと言い、サムズアップした。

初期からいたメンバーはそれに元気な声で応える。

輝莉「いいねぇ、青春だねぇ…」

輝莉はそれをどこか羨むような目で見ていた。

響木から声援を貰い、荷物を乗せ、各々席に座る。

輝莉「隣いいですか？天才ゲームメーカーさん」

鬼道「……あぁ」

わざわざ異名で呼ぶので、鬼道は少し眉を顰める。

鬼道「(星野輝莉…取っ付き難い性格だ。
一体何を考えている…)」

輝莉「そんな怖い顔しないでよ～
アタシはただ君のゲームメイクを尊敬してるんだからさ」

鬼道「……そうか」

瞳子が急いでキャラバンに乗る。

瞳子「イナズマキャラバン発進スタンバイ！」

円堂「イナズマキャラバン…」「「発進！！」」

輝莉は流れる景色を眺めていた。

輝莉「(これは皆を救う旅だ……

間違った考えから絶対救い出してみせるから……)」

in 北海道

「先日、日本中の学校が破壊されるという事件が起こりました。
破壊集団は自らをエイリア星より舞い降りたエイリア学園と名乗り、破壊活動を続けています。
彼らを止める手段は本当にないのでしょうか

また、先日謎の集団が総理を連れ去る事件が起こりました。
警察は誘拐事件として捜査を続けています」

病院で流れているニュースを1人の少女が見ていた。

A「(エイリア学園……か。
あの人たちにすごく似てる…どころかほぼ本人じゃないかな…)」

「舞川さん、診察室へどうぞ」

A「はい…」

「誠に言いにくいのですが、舞川さん…
実は……」

医師より告げられた事実は、舞川と呼ばれた少女にとって衝撃的……

いや、彼女ほこうなる事が分かって居たのだろう。

特に動揺した素振りを見せず、ただ空を見つめていた。

『余命1年……ね…………』

何故自分がこれ程周りと違うのか…それは彼女が深淵へと忘れ去りし過去にあるのか…

それは神のみぞ知るのかもしれない。