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輝莉「姉さん、マジなんだね？」
瞳子「えぇ。貴方だけでも、私に着いてきてくれて嬉しいわ。
……私はお父様の考えを否定する。
必ず、阻止してみせるわ」
破壊された雷門中で、少女と1人の女性は向き合って話していた。
どちらも何かを覚悟していた目をしていた。
瞳子「響木監督には、貴方のことを紹介しておいたわ。
貴方がかつてサッカー界で活躍していたことを話すと驚いていたわよ？」
輝莉「そりゃぁ、かつてのアタシは髪が長かったもんねー
あれから5年……お日様園に来る前のアタシは鳥かごに囚われた小鳥だったからさ…この問題もいつかは向き合わなきゃ行けない…」
瞳子「輝莉……」
輝莉「でも、今は目の前のことに集中しよ！」
ね？と言いながら輝莉は笑う。
2人はイナビカリ修練場に入っていった。
瞳子「私が合図したら自己紹介よ？いい？」
輝莉「おーけー。
そしてあくまでアタシたちは最近知り合ったって設定ね！
後々ややこしいからね」
瞳子「そうね」
輝莉「(他人のフリっていうのも少し寂しいけどね…)」
響木「準備が出来次第出発だ。
円堂、頼んだぞ」
円堂「え？」
風丸「頼んだぞって、監督は？」
響木「俺は行かん」
「「え〜！？」」
理事長「響木監督には、私から頼んでいる事があるのだ。
これもエイリア学園と戦うために必要な事でな」
円堂「そんなぁ…じゃあ俺たち監督なしぃ？」
染岡は理事長……と不満の声を漏らす。
栗松と壁山に関しては、響木に泣いて縋る程だ。
響木「心配するな」
その時、ポーンとエレベーターが着いた音がした。
輝莉「(いよいよだ…)」
理事長「紹介しよう、新監督の吉良瞳子君だ」
「「え〜！？」」
輝莉は瞳子の背に隠れ、ついて行く。
瞳子は長い髪を靡かせながら言う。
瞳子「ちょっとガッカリですね、理事長。
監督が居ないと何も出来ないお子様の集まりだったとは思いませんでした。
本当にこの子達に地球の未来は託せるんですか？
彼らは1度エイリア学園に負けているんですよ？」
輝莉「(姉さん…相変わらず言葉強いなぁ…)」
円堂「だから、勝つんです！
1度負けたことは次の勝利に繋がるんです！」
雷門イナイレはそれぞれ決意の籠った目で応える。
瞳子「頼もしいわね。
でも私のサッカーは今までとは違うわよ。
……覚悟しておいて」
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