振られた【三ツ谷隆】

12：意味不明 ページ14

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私が隆を困らせてる？？？どこ情報ですかそれ。


本人がいないからってやり過ぎは良くないよ。






でもオドオドしたフリをする彼女に対して感情的に喋っちゃったら姫治さんの思い通りになるんだろうね。






『えっと……ごめんね、私困らせるようなことしてないと思うんだけど……』





なんで謝ったんだ私。



というか私の方が、振ったくせに関わってこられて困ってるんだけど。







「だって……もう付き合ってないのにタカちゃんに付き纏ってるんでしょ…？迷惑だって言ってたもん…」






付き纏ってないです。むしろ離れようとしてますけど。


ホントもう口に出して言いたい。凄くイライラする。









「…あ、確かに。最近三ツ谷くんと雅火さんが話してるところよく見るよ」


「元カノのくせにね」






聞こえてますよそこ。しかもそれ話しかけてきてるのあっちだからね？？

無視しきれてない私も悪いんだろうけどさ……








『……とりあえず、もう隆と話すなって言いたいのかな』



ヤバいな。イライラが隠しきれなくなってきた。







「そ、そんな酷いこと言ってないじゃん…！どうしてそんな言い方するの…？」




嘘でしょ？まだ続けるのこれ。


早く戻って来てよ隆。彼女さんが意味不明なことばっかり言ってるんだけど。








いつもみたいに溜息をついたとき、教室のドアが開いた。




あぁ、ようやく帰ってきた…………と思ったのに。









「A、会いに来ちゃった♡」








そこには無邪気に笑うマイキー君がいた。

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