90 決着 ページ44
鉢屋｢おい、待て！｣
ｸﾞｲｯ
首根っこを掴まれる。
｢ｸﾞｯ………｣
だが、私は必死に抵抗し、走る。
そうしてようやく光があるところに着く。
光があるところを触ると戸になっていることに気づき、開ける。
鉢屋｢させるか!｣
鉢屋先輩が私を踏み台にして、登ろうとする。
｢後輩を雑に扱うんじゃありません！｣
ｸﾞｲｯ
袴に手にかけ、グイッと下ろす。
下ろすと、鉢屋先輩は袴を掴み、抑える。
その隙に私も鉢屋先輩を踏み台にして登り、床らしきものに手を当てる。
すると出たところは意外な場所だった。
｢あれ、ここって……｣
能勢｢えっ……と……先輩?｣
横を向くと、本を持ってビックリしてる能勢と目が合う。
そして、辺りを見渡すとここが学園の図書室だっていうことが分かった。
これってもしや……
と思っていたその時
ﾎﾞﾄﾝ…………ﾄﾞｯｶｧｧｧﾝ
白い煙が滝のように流れる。
それと同時に煙の中から咳をする学園長の姿が見えた。
学園長｢前桵 Aが誰にも捕まらず、学園に逃げ切ったためこの勝負
Aの勝ちとする！｣
｢や……やったー！｣
鉢屋｢おいおい……マジかよ……｣
これで私が犯人という冤罪が無くなる……!!
そして、私は中庭に鉢屋先輩を呼び出し、勝負の時に得た命令を使う。
｢鉢屋先輩、勝負の命令をしてもいいですが？｣
｢どうぞどうぞ。もう好きにしてくれ｣
呆れた顔をされたが、まぁ気にしない。
｢鉢屋先輩、俺が上級生に媚び売ったっていう件について皆さんに謝ってください｣
鉢屋｢……は？｣
｢……は？
こっちが『は？』何ですが｣
鉢屋｢だから、俺も被害者だって｣
｢この後にも及んでまだシラを切るんですか？
いい加減にしてください｣
鉢屋｢嘘じゃない、それに俺はお前の変装は何一つ持ってない｣
彼の言ってることが何故か嘘とは思えなかった。
でも、私の変装が出来る人は鉢屋先輩ぐらいだ。
｢じゃあ、誰が……?｣
その時、後ろで聞いた事のある声がした。
??｢私だよ!｣
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今回はここまでです！
視聴者からのリクエスト(ありがとうございます)の絶望鬼ごっこはこれで完結です！
お話のリクエスト(鬼ごっこ系を覗いて)待ってます！
んじゃ！
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クリスタルウエハース(プロフ) - 雅さん» ありがとうございます！萌香の過去と前桵ちゃんの過去はいつか投稿する予定にしております！ (2022年11月14日 9時) (
レス) id: 4cee83cf51 (このIDを非表示/違反報告)
雅 - もう一人の転生者の人物内容はヤバイのかもしれませんけど、私は夢主＜前桵＞さんを信じます🙏『もう一人の転生者編』のお話も気になりますんで(笑) (2022年11月13日 10時) (レス) @page45 id: 1c0ab7b783 (このIDを非表示/違反報告)
クリスタルウエハース(プロフ) - 零さん» ありがとうございます‼️ (2022年11月4日 22時) (レス) id: 4cee83cf51 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 続きが速く見たいです (2022年11月4日 21時) (レス) @page44 id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
雅 - 一体どうなるのかが、私気になりますけど！！続きが😓💦 (2022年10月12日 17時) (レス) id: 8f6b911d5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風鈴 | 作成日時：2022年1月19日 0時
