89 最後の相手 ページ43
??｢やぁ、偶然だね。
私もたまたまここでお前が来るのを待機していたんだよ｣
後ろからすごい圧をかけてくる。
それに、穴の入口は立ち塞がれてる。
｢……鉢屋三郎先輩ですね。
悪いのですが、この勝負は私が勝たせてもらいます｣
私の道はこれしかない。
鉢屋｢そうはさせない。ここでお前を……｣
ﾄﾞｯｶｧｧｧﾝ!!!
鉢屋｢んなｯ!!｣
鉢屋先輩の言葉なんか聞いてられるか！
再び容赦無くもっぱんを使う。
今回使うもっぱんは立花先輩の時に使ってたヤツとは違って、相手の視界を奪いつつ、目が染みて目を開けないように調合したやつだ。
これで時間を稼ぐ。
ﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯ!!
この穴の道を信じ、走り続ける。
鉢屋｢ったく……もう少しで私の視界が見えなくなるところだったよ｣
｢えっ？｣
真横に鉢屋先輩がいた。
嘘だろ……?
もっぱんを喰らってないの？
鉢屋｢なんで？っていう顔してるね。
教えてあげようか？｣
｢ｯ………｣
無視してスピードをあげる。
鉢屋｢なぁ、無視？｣
｢………………｣
鉢屋｢……先輩に随分な態度をとるじゃないか｣
ｶﾞｼｯ
腕を掴まれ、グイッと自分の方に寄せてきた。
｢ｯ!……は、離してください!!｣
走りながら抵抗する。
だが、相手の力が強くて腕がビクともしない。
鉢屋｢おいｯ、暴れるな!危ないだろ！｣
｢うるせぇ！｣
ﾄﾞｩｸｼ!!
鉢屋｢んがｯ……!!｣
ﾁｰﾝ
鉢屋｢おまｯ……また……｣
よしっ、腕の力が緩んだ!!
えっ？何をしたかって？
もちろん、金的を狙って蹴ったよ？
だって、この場から逃げるのはこの方法しか思いつかなかったんだもん。
腕を振り払い、一気に距離を離す。
｢こっちだって勝たなくちゃいけないんです！
ちゃんと後で謝りますから｣
鉢屋｢そう……いう……問題じゃ…ない｣
ｸｿｯ……ちゃんと狙って蹴ったっていうのにまだ走ってくる。
もう少し強く蹴れば良かったのかな。
｢あっ……あれは……｣
走って行くうちに奥の方からわずかだが光が見えた。
もしや、出口か？
なら、後は一直線だ!!
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クリスタルウエハース(プロフ) - 雅さん» ありがとうございます！萌香の過去と前桵ちゃんの過去はいつか投稿する予定にしております！ (2022年11月14日 9時) (
レス) id: 4cee83cf51 (このIDを非表示/違反報告)
雅 - もう一人の転生者の人物内容はヤバイのかもしれませんけど、私は夢主＜前桵＞さんを信じます🙏『もう一人の転生者編』のお話も気になりますんで(笑) (2022年11月13日 10時) (レス) @page45 id: 1c0ab7b783 (このIDを非表示/違反報告)
クリスタルウエハース(プロフ) - 零さん» ありがとうございます‼️ (2022年11月4日 22時) (レス) id: 4cee83cf51 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 続きが速く見たいです (2022年11月4日 21時) (レス) @page44 id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
雅 - 一体どうなるのかが、私気になりますけど！！続きが😓💦 (2022年10月12日 17時) (レス) id: 8f6b911d5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風鈴 | 作成日時：2022年1月19日 0時
