49 夢主のメンタルはすごい ページ3
三治郎が私の方に近づいて、そこら辺の木の棒2本を拾って、背後に立った。
「……えっ？……ﾋｯ!」
三治郎「じっとしててください……はい、取れました」
木の棒を箸のように使い、服の中に忍び込ませ、毛虫を取ってくれた。
しかし、三治郎の姿を見て、他の一年生は反論する。
虎若「おい、三治郎！何で、虫を取ったんだよ！」
虎若が三治郎の胸ぐらを掴む。
一平「そうだよ！話が違うよ！」
三治郎「そう……だけど……僕は、先輩が悪い人だとは思わないよ」
孫次郎「で、でも……」
三治郎「それに、僕は、先輩に助けられたし。みんなだって食堂で見たでしょ？」
虎若「そうだとしても、それはただのいい子アピーr……」
三治郎「いい子ちゃんアピールのために、背中を火傷するまでやると思う？だから、僕は、先輩が悪い先輩じゃないだと信じる」
「三治郎…………」
一平「……もういいよ。僕は三治郎の事を信じるよ」
孫次郎「三治郎がそ、そういうなら……」
虎若「ッ…………」
一平がそういうと、虎若も胸ぐらをそっと離し、後ろに下がる。
三治郎「一平、孫次郎、虎若……」
竹谷「おほー、みんな、虫取りはどうなってるか？」
草むらから出てきたのはおほー先輩だった。
その後ろにチラッと孫兵がいた。
でも、ジュンコはいない。
脱走でもしたのかな？
孫兵「……そこを動くな！」
私に指をさす。
なんか、背中と腕がムズムズする……。
「へ、ヘビｨ!?」
孫兵「ｱｧ!!ジュンコ!!!こんな所にいたのか」
ジュンコを自分の方に寄せてくる。
孫兵「良かった〜、探してたんだよ？ジュンコ♡」
そう言って、ジュンコを撫でる。
竹谷「今日はもう、虫取りはこれくらいにしようか」
生物委員「はーい！」
こうして、生物委員会の虫取りは終わったのだ。
なんかハチャメチャな一日だったな……。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 176人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
クリスタルウエハース(プロフ) - 雅さん» ありがとうございます！萌香の過去と前桵ちゃんの過去はいつか投稿する予定にしております！ (2022年11月14日 9時) (
レス) id: 4cee83cf51 (このIDを非表示/違反報告)
雅 - もう一人の転生者の人物内容はヤバイのかもしれませんけど、私は夢主＜前桵＞さんを信じます🙏『もう一人の転生者編』のお話も気になりますんで(笑) (2022年11月13日 10時) (レス) @page45 id: 1c0ab7b783 (このIDを非表示/違反報告)
クリスタルウエハース(プロフ) - 零さん» ありがとうございます‼️ (2022年11月4日 22時) (レス) id: 4cee83cf51 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 続きが速く見たいです (2022年11月4日 21時) (レス) @page44 id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
雅 - 一体どうなるのかが、私気になりますけど！！続きが😓💦 (2022年10月12日 17時) (レス) id: 8f6b911d5b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：風鈴 | 作成日時：2022年1月19日 0時
