小悪魔☆ハニーvol.31《T.MASUDA》

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電車に揺られるｻﾗﾘ-ﾏﾝ。







片手には和菓子と仕事用の鞄。

片手には…ﾀｹﾉｺ。









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ちょっと恥ずかしい…///









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一旦…家に帰ってから車で行こうかな。
その方がいいよな。









そう思いながら電車でｳﾄｳﾄ...。








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何駅か過ぎた時。
ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ...と誰かに肩を叩かれた。









増田「はっ…‼」

「こんばんは。」









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…誰？




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そう思ったのも一瞬。








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増田「お…お久しぶりです。」

「久しぶりだね。」









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目の前にいたのは…Aﾊﾟﾊﾟ。









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いかににも会社の上役‼ってｵ-ﾗ出てて。
少し緊張…いや。

だいぶ緊張した。









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ﾊﾟﾊﾟ「今帰りかい？」

増田「あ、はい。あの…」









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ﾀｹﾉｺを持って行こうと思ってます。
そう言おうとした時…


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ﾊﾟﾊﾟ「一杯。どう？」

増田「あ。ぜひw」









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やった‼

Aﾊﾟﾊﾟと呑めるw








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単純に嬉しかった。





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あの日以来…てっきり嫌われてしまったと思ってたから…。

ﾊﾟﾊﾟからのお誘いはすごく嬉しかった。








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Aの家の…ひとつ前の駅で降りて。
ﾊﾟﾊﾟとｽﾅｯｸに入った









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ﾏﾏ「いらっしゃい…。あらﾖｯちゃん♪」

Aﾊﾟﾊﾟ「こんばんは。」









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美人なﾏﾏさんのｽﾅｯｸ。
お父さんもこういうところにくるんだ…。

仕事一本かと思いきや…ｽﾅｯｸの常連とは。








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ｶｳﾝﾀ-に通されて。
ﾏﾏさんは「あら。ﾖｯちゃんの部下？」って聞いた





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増田「いえあの…」

ﾊﾟﾊﾟ「息子。」









…えっ⁉‼


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増田「あ…」

ﾊﾟﾊﾟ「…なーんて。」








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ﾊﾟﾊﾟさんは恥ずかしそうにうつむいて「予定だけどね」ってﾍﾟﾛｯと舌を出した。







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Aと同じｸｾ....。








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なんか急に泣きそうになる。








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息子って…。
そんな風に思ってくれていたのかと思うと
ﾏｼﾞで泣きそう。









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ﾏﾏ「あら？ﾖｯちゃんの娘さん…もうそんな歳？」





Aﾊﾟﾊﾟ「いや…。まだ18の子供だよ。」





ﾏﾏ「18なら…立派な女性よ？子どもだって産める歳だし…結婚だってできるわよ⁉」






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