まもりたい

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裕side



裕『雛、どないした？元気ないやんけ』



雛『あのねっ、、、日曜日、母の日でしょ？』



裕『あー、そっか、せやな。
雛のおかんになにか送らなあかんな』



雛『ううん、裕は気にしないで。
裕のお母さんにも送らないと、、、』



裕『あー、電話だけでええって。』




そっか、母の日か。
いっつも俺、忘れんねんなー
テレビとか店で見て思い出すねん。
一人暮らし初めてからは、
おかんと顔合わせることもないし
母の日なんかやらへんかったからな




雛『たぁくんがね、、、』



裕『うん。母の日やってくれんの？』



雛『隆平くんのお母さんにっ、、、
母の日のプレゼントするって、、、』



裕『は？なんでやねん、、、あいつ、』



雛『たぁくんは私の子供やのに！
なのに、なんでたぁくんはっ、、、』



裕『あいつはほんまに、、、』



亮『どーしたの？まま、ぱぱ？』



雛『ううん、なんにもないよ。
水族館楽しみやね。』



亮『うん！あしたたのしみー！』




たぁはなんでそんなことすんねん。
お前の母親は雛やろ。
母の日ってそもそも分かってんのかな？
適当に言ってるだけちゃうん？
だって、まだ小学生なりたてやで？




亮『いるかさんのしょーみれる？』



裕『見れるよ。』



亮『いわしさんも？』



裕『いわしさん？あぁ、見れるんやない？』




いるかさんはわかるけど、
いわしさんって、、、
イワシにはさん付けせぇへんやろ

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