鬼になった元柱【鬼滅の刃】

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鬼舞辻無惨 side


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｢A、もしかして少しずつ記憶が戻ってきているか？｣

『うん、よくわかんない事ばっかり。私絶対に無惨様のこと嫌いにならないのに何故か記憶の中で鬼舞辻無惨を殺すって言ってるの。可笑しいよね』




血の量が足りないのか。

Aから記憶を完全に消したい。鬼殺隊だった頃の記憶を消してやりたい。


｢そうか。だがその記憶は偽物だ。

ほら、飯をやるから早く食え。｣




いつもより大量の血をやろう。Aなら私の血を受け止めれる。




『こんなに？いいの？いつもは3滴くらいなのに』



Aのこっぷ、に半分くらいの血を入れる。

完全に記憶がなくなってしまえれば私の勝ちだ。

また柱に遭遇したって記憶はない、竈門炭治郎の記憶だってなくなる。先程あったこと全て。




｢Aは私のだろう。無惨のものだろう。｣

『うん、Aは無惨様のものだから』



幸せそうに笑って手を合わせて、いただきます。そういうAはすごく綺麗だった。



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