淡い恋心 其の参 【リクエスト受付中】

続き ページ21

まずい…!!傷が開いたせいで動けない…


鬼「は、あははは!!残念だったねぇ!その傷で来るなんて、馬鹿だなぁ!!」


そう不敵な笑みを浮かべ私を持ち上げ拘束しトドメを刺そうとした




あぁ、もうダメだ
柱として失格だ…





そう思い目を閉じた



ｻﾞｼｭ



音はしたが斬られた感覚はない
ただ力強く抱きしめられた感覚に陥った

薄く目を開くと目の前には




貴「無一郎…くん…!!」


無「A、助けに来たよ」



あぁなんて言うことだろう、私のために助けに来てくれた…

その事が申し訳なくて、気持ちがいっぱいいっぱいになった




鬼「もう一人いたのかよ…!!巫山戯んな!!そこの女ァ…てめぇ呪ってや「黙って」」


鬼が言い終わる前に無一郎君がトドメを指し鬼は灰となって消えてしまった


その事に安心したのか私は意識が朦朧とした
私は無一郎くんに体を預けた

気絶する前、声を掛けて名前を呼んでくれた気がする





☆.。.:*・


次に目を覚ましたら前と同じ風景が見えた

蝶屋敷だ


体を起こそうと思って起きると手に違和感がありそれを辿ると無一郎くんが私の手を握ってじっと見つめていた



貴「おはよう…無一郎くん…」


無「…」


返事は返ってこない。ただ私をじっと見つめ何かを言おうとしていた







無「…で……む……の…」


貴「え…？」


無「なんで無理するの!!」


貴「ﾋﾞｸｯ」


いつも出さないような大きな声で驚いた


無「Aはあの時万全じゃなかったのに、なんで行ったの!?僕が任務にいって戻ったらもうAはいなかった。あの時僕がどれだけ心配してたか分かる!?今までだっていつもいつも一人で抱え込んで、どうして…!?なんで頼ってくれないの!!」







貴「ﾊｯ…」







そう言われて、気がついた私は無一郎くんを無意識のうちに傷つけてしまっていたということを…。






・
まだ続きます…！
書きたい内容が多すぎて長くなってしまいましたァァ！！

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