20 ページ21
side K.Nozomu
中「のんちゃん、大丈夫やから。
俺の真似して、息吐いて。」
望「はっ、はぁー…。」
中「そう、上手く出来とる。
もう1回、はぁー。｣
淳太が息をはぁーっと吐くのに合わせ、俺も息を吐く。
そうすると、徐々に息苦しさはなくなってきた。
桐「落ち着いた？」
望「ん…へーき。」
まだ倦怠感は残っとるけど。
でも、�陲舛磴鵑呂�っと、もっと苦しかった、痛かった。
それに比べたら、俺なんて…。
望「いっ…なにすんねん。」
急にデコピンをしてきた照史くんを少し睨むと、真剣な眼差しで見つめてきた。
桐「望、考えすぎ。何を考えとるのか知らんけ
ど、それで自分を追い込むなや。」
照史くんの言うことはもっともやった。
せやけど、考えずには居られへん。
俺がちゃんと死んだと確認していたら。
心臓を刺していたら。
家主の銃に気付いて回収していたら。
�陲舛磴鵑�撃たれへん方法は、沢山あったのに。
中「…横山くん、呼んでくる。」
桐「お、おん。行ってらっしゃい。｣
怒られてまうやろか。
殺し屋になってから1ヶ月半。
1度だけ横山くんが怒るところを見たが、あれは怖いどころではなかった。
冷ややかな、何の感情も映していない目で相手を見つめ、そして相手は、蛇に睨まれた蛙のように動けなくなる。
俺はあの目が心底嫌いだった。
横山くんが怒っていないことを願ったが、俺の不安は的中してしまった。
横「お前、殺し屋失格や。」
しかも、予想を上回る言葉付きで。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 415人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
百瀬 花楓(プロフ) - コメントありがとうございます！そう言っていただけるなんて…嬉しい限りです！今後とも、よろしくお願い致します(*^^*) (2020年6月28日 8時) (
レス) id: 2a826d73c9 (このIDを非表示/違反報告)
のん - このお話ほんとに大好きです！これからも更新頑張ってください！ (2020年6月28日 0時) (レス) id: 4b0daf74e6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：百瀬 花楓 | 作成日時：2020年5月11日 18時
