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「し、失礼しましたー」
と言い、大きなドアを閉めた私。私の後ろにいた北山の方を向き
「…それで、北山のおうちどこなの?」
宏光「着いてきて下さい〜はい、また手繋ごうね〜」
あかりさんの所に行く時も手繋いだよね?あの時は怒らなかったけれど…私はもうお嬢様だもん!北山も私の言うこと聞かないとダメだもん!お嬢様って、わがままなイメージがあり
「私はわがままお嬢様ですよ〜」
と言って、北山の手を無視し先に歩いた。
宏光「…………。」
北山…?何か言った??なんて、もう気にしないもん〜私はちょびっとわがままお嬢様になるんだもん!
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大きなお城(?)の外の近くには噴水があり周りには綺麗なお花がたくさん、そのそばには花びらの付いたブランコがあり私はそこに座り、ブランコをした。
「あ……北山、さっきの挨拶どうだった?」
私がブランコしている横で、北山は
宏光「お嬢様、さすがでしたよ!」
「え!!私はお嬢様って名前じゃない〜Aです〜!!!」
宏光「おうちの中ではAちゃん呼びしますよ?でも、外とかこの学校の中では『お嬢様』って言わなきゃダメというルールがあるんですよ。あのあかりお嬢様は優しそうに見えてお嬢様ぽく執事ぽくやっているか監視してて、やってないと怒られるんですよ?…」
「あかりお嬢様そんなに怖い人だったの?……私怒られたくないよ……?」
あかりさんが怖いという情報を聞きさっきヘラヘラやっていた私が少し恥ずかしくなった。
宏光「だから、Aお嬢様はしっかりあかりお嬢様が言っていたことをやっていれば大丈夫ですよ?」
「それじゃ〜私わがままお嬢様になる!!」
宏光「わがままは…困りますよ?」
「わがままお嬢様ってよくいるもん!」
宏光「確かに、この学校にわがままお嬢様はたくさんいるような……」
「程々のわがままお嬢様にするから〜もういいでしょ!!」
と言い、お花ブランコから降り
「それで、北山のおうちは……?」
宏光「あ、あっちの方ですよ、着いてきてください。」
といい噴水の向こうの方にあるキラキラしたお屋敷の方を向かって北山は歩き出した。北山の後ろについて行く
北山のおうちどんな所なんだろう…楽しみ!!
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作者名:らぁら | 作成日時:2019年8月21日 6時