O5. ページ6
【北山side】
((コンコン))「失礼します。」
?「おっ北山早いね!お嬢様は見つかったの?」
「はい。無事見つけられました。」
?「で、どんな女の子なの?」
「え、えーと、幼稚園児ですね。」
?「え??幼稚園児!?な、何をやっているんですか!?あなたはもっと素敵な執事になってもらう為この試練をあげたのですよ!?何勝手に遊んでいるのですか…!!!」
「だからそこです!幼稚園児であるお嬢様ですが、一緒に頑張ればもっと素敵な執事に…お嬢様になれる気がするんです!あ、あと……」
?「あと??なんです?」
「い、いや、なんでもありません。…お嬢様が待っておりますので通してもよろしいですか?」
「はい。どーぞ」
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宏光「入ってきていいよ〜!」
やっとだ…このドアの先には何があるのか分かる!!
ワクワクしながら私は顔を真っ赤にさせドアの先に足を入れ北山の横に立った。その先はドキドキして何も見られず下を見た。
?「…………………え、」
?「ちょーーーー可愛い♡♡」
?「宮田、やめなさい!」
ん??宮田??男の人に可愛いって言われた気がする…え、気になるけれど緊張してまだ正面見れないよ……
俊哉「アハハ、ごめんなさい〜!つい俺の好きなアニメのキャラクターに似ている子が入ってきたもんでつい…」
?「宮田、黙りなさい。………北山のお嬢様?顔をあげて??」
宏光「………………あっ、」
北山は私の顔が見えるようにしゃがみ込み、私の肩をトントンと優しく叩いた。私は北山の顔しかまだ見えてない。
「え…………………」
宏光「俺いるから大丈夫だよ?顔あげて?」
北山は小さな声で耳ともで囁き、私が北山の顔を見るとニコッと笑ってくれた。そんな優しい笑顔の北山の顔を見れたおかげで勇気が出て、やっとドアのもっとその先の風景を見ることが出来た。
ん??ここ何?本が沢山ある……そして、美人で可愛いらしい女の人が座っていてさっきの宮田(?)という男の人が立っていた。
「え、あ、あの……」
?「北山!あなた合格よ!言った通り、あなたとこちらのお嬢様と一緒にもう一度基礎知識授業を学んでもらいましょう!」
え、何何!?基礎知識授業?何それ、わからないよォ…北山…
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作者名:らぁら | 作成日時:2019年8月21日 6時