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44. ページ47

宏光は私を落ち着かせる為苦しいくらい力強く抱きしめた。





「宏光は私のそばにいちゃいけないの!!!だから離してよ!!!!!」





なんど言っても離さない。力強く抱きしめてるだけ





「ねぇ、、、!!ねぇ!!離してって!!」





強引に離れようとした、でも力の強い宏光には叶わなかった。





宏光「……離しません、Aお嬢様が落ち着くまで離しませんから。」





「うぅ………………ん。」





暖かい。毛布にくるまっているくらいに暖かい……段々と寒さはなくなり





「…宏光。お布団のように暖かいよ」





この言葉を聞いてホッとしたのか宏光は一瞬ニコッと笑って抱きしめていた力を抜いた。





宏光「また寒くなったら言ってくださいね?またずっと抱きしめるから……………」





「宏光、、、ありがとうっ!」





宏光と目を合わせ笑い合う。…やっぱり私の執事は宏光しかいない。





でも、こんな私と宏光が笑顔になって話している中で





誰かが、イライラしてただなんて分からなかった。





.



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………宏光は執事会議でいない。少しの間なのに寂しいな……





お花のブランコ乗ってるのに全然楽しくない。





ブランコに飽き、降りて





「お散歩しようかなっ!」





と独り言を言いながら歩いた。





お花。綺麗……





ふと、さっきの宏光の笑顔が浮かんだ。





宏光の笑顔満開はこの咲いている綺麗なお花のよう。





「私も………宏光と隣に並べるくらい綺麗なお花になりたいな。」





しゃがんで一輪の赤い花を見てたらなぜがまた笑顔になってしまった。





もう、春。たくさんの色が咲いている。綺麗だね。





立ち上がり、散歩の続きをしようかな……






(ドンッ)





誰かと当たってしまい尻もちをついてしまった。





「いたたたた……………あれ?」





くるみ「またまた、、、ごめんなさい!!」





この前もお互い当たってしまった不思議な子くるみちゃん。





立ち上がり、少し汚れたスカートをパンパンっと払い落とし





「ううん!大丈夫だよ!!……ところで何を?」





くるみ「お散歩してたの!」





「え!!!私も私も!!」





「「もし…よかったら、、、一緒に…」」





同じ事を同時に言った





くるみ「じゃあ…執事来るまで一緒に!」





「そうだね!」





という事で一緒に散歩することになった。

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作者名:らぁら | 作成日時:2019年8月21日 6時

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