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【きららside】
A。あの子が宏光のお嬢様なのね___
ふふ。あんな子お嬢様になる訳ないでしょ。宏光もなんであんなガキをお嬢様にしたのか…
それに、私の宏光へ想いを伝えるための私だけの曲をAに取られてイラってするわ。
宏光のお嬢様になる為に一生懸命、出来なかったピアノも出来るようになったのに……
なんで宏光は私を選ばなかったの?
なんで離れちゃったの?
そして、宏光はあんなガキお嬢様の方に言っちゃったの?
あの、ガキ。許さないわ。
私はここの学校で1番最高級お嬢様。
出来るわ。宏光をもう一度執事に出来るわ。
宏光は………………
宏光は、ホントは私の執事なんだから___
絶対に宏光を取り戻す。だって私は
…………宏光の事大好きだから。
あのガキは、いつかここの学校から来なくなるわ。
宏光、待ってなさいよ。
_______________________
「んん………寒い。」
宏光「Aお嬢様?もう春になりますよ?」
わかってる。もう春だって事は…外は天気良くて暖かいもん。……なのになんでこんなに寒いんだろう。
「……なんか、私の事噂しているのかな〜?」
宏光「そんなわけありませんよ?もし、本当にAお嬢様の事酷い事言う人いたら私がやっつけますから!!」
宏光……やっつけるって執事なのに可愛い事言っちゃって…
でも…………この寒さのせいで自信が急に持てなかった。
「ねぇ、本当に私のそばにいてくれるの?」
宏光「私はずっとAお嬢様の執事です。離れたり絶対にしませんよ?」
「うん……。」
ごめん、宏光…すごく嫌な予感がするの。宏光がどこか行っちゃうこの前見た悲しい夢と同じような目に合いそうで怖くなった。
この寒さ。悲しくて……今でも泣きそうになるくらい冷たい。なんだろうこの気持ち。
心に手をあてながらずっと下を向いていた。
宏光がどんなに話しかけても話せなかった。
宏光の声が聞こえない。それくらいすごく嫌な予感がする。
宏光「おーい、」
「宏光………?私、宏光のそばから離れないとっ。」
宏光は首を傾げた。
宏光「Aお嬢様?何言ってるんですか!?」
「だって!!!!宏光が…!!宏光が!!!!」
宏光「落ち着いて?……」
宏光が力強く抱きしめた。
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作者名:らぁら | 作成日時:2019年8月21日 6時