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「宏光〜?最近なんか疲れちゃったぁ…」
宏光「大丈夫ですか?…お嬢様、ピアノの練習毎日のようにやってましたしね。」
「うん、そうなの…。…でも!宏光の為にもっとお嬢様らしく頑張るから!まぁ、わがままお嬢様だけどねっ」
宏光「わがまま…ですか。」
なんかピアノが出来るようになってから宏光との距離がだんだん縮んできたなと感じながらお嬢様学校へ向かってた。
「それでねっ!宏光、、、」
あかり「言葉遣いと歩き方〜!!!!」
あ、あかりさん!?!
「え、えぇ、となんでここに…」
あかりさんはめっちゃムスッとした顔をして
あかり「挨拶は〜?」
えぇ!?挨拶、、、なんだっけ…なんだっけ。お嬢様っぽい挨拶って。
「えぇ、とえぇ、、、と。。」
宏光が察したのか私の耳元で
宏光「『ごきげんよう』ですよ。」
「あ、そうだった、、、!えーと、あかりさん………ごきげんよう」
やっと挨拶が出来た……私ってば遅い
あかり「Aちゃん〜?ピアノが出来たからって完璧なお嬢様はまだまだですよ?まずは基礎は覚えるように、、、挨拶と言葉遣い、そして歩き方も全て完璧にやりなさい!」
「はい……ごめんなさい。」
あかりさんに怒られちゃった…私ってばお嬢様にまだまだなれてないなぁってガックリした。
あかり「……っあ、そうそう、ピアノで思い出したわ。」
といい急に私のツインテールの髪を触り始めた。
「な、なんでしょうか、、、?」
あかり「この前Aちゃんが弾いてくれた曲はここの1番素敵なお嬢様がはじめて弾いたと言われてるのよ。」
「は、はい…。」
あかり「近々その素敵なお嬢様に会えるわよ。」
「え!?」
あかりさんより凄いお嬢様に近々会える……?
あかり「楽しみにしてなさい〜じゃあこれで失礼するわ、ごきげんよう。」
私のツインテールの髪を触るのをやめて挨拶をし、行ってしまった。
「宏光、、、?」
宏光「はい、どうなさいましたか?」
「素敵なお嬢様の事見た事あるの?」
宏光「ま、まぁ…見た事はありますよ。」
「そうなんだね…」
どんなお嬢様なんだろ…楽しみ!
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作者名:らぁら | 作成日時:2019年8月21日 6時