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37. ページ39

ピアノの椅子の方へ。





宏光「お嬢様。こちらへどうぞ。」





さっきまで優しい顔をしてた宏光だったが今となると不安そうな顔になっていた。、、、でも大丈夫だよ、絶対にミスなんてしないから。





私はピアノの椅子を座り弾こうとした。





…………でも…………





あれ、弾けない…………。
手が震えて鍵盤に触れれない………。


やっぱり、私ミスしそうで不安になってるんだ。みんなの視線もして益々怖くなってきた。……どうしよ、せっかく頑張ってきた成果見せたいのに、、、宏光を笑顔をさせたいのに、、、、、、。





あまりにも弾かなくて周りがまたざわつき始めた。それに気づいたのと私の様子がおかしいことに気づいた宏光は私の座っていた椅子の方に来てしゃがみこみ私の震えた手を優しく包み込んだ。





「ひ、、、、宏光、、、。」





宏光「今まで頑張ってきた事見せて下さい。ずっと応援してるから。お嬢様なら出来るよ。」





宏光の手。すごく暖かくて心が暖まる。そして不安な気持ちを飛ばしくてくれる宏光の優しい目。


そうだよね。私は宏光を笑顔をするために頑張ってきたんだもん。いろいろと宏光を怒らせてしまったりしたけれど今日でやっと今まで私は何をやってきたのか私の成果を宏光に見せる機会。絶対に頑張らなきゃ、、、!





「宏光……ありがとう。」





宏光「うん!(ニコッ)」





宏光の笑顔。今まで以上に眩しかった。
やっぱり私は宏光の笑顔で頑張れる、、、!

あまり出会ってそんなに経ってもないのにたくさん宏光から勇気を貰ってきた。この感謝として、、、!宏光。披露するよ。





深呼吸して………

想いを込めて………





.





.





.





.





沈黙が続いた。でも、すぐに沈黙は終わりピアノを弾き終わった私に大きな拍手をされた。





?「凄い!本当にキラキラしてた!」

?「お嬢様になってそんなに経ってないのに凄い!尊敬しちゃう〜!」





とみんなに褒められて私は





「ありがとうございます!!」





と礼をした。
宏光の方を見るとただ笑顔で頷いてくれた。






…するとずっと何も喋らなかった先生が急に





先生「こ、この曲は…………!!」





?「何何!?!」





みんなが驚きはじめた。





先生「こ、この曲はここお嬢様学校に通っていたお嬢様ただ1人しか弾くことが出来なかった伝説の曲だわ!」





「伝説の曲!?」





で、伝説の曲だったの…??どういう事?

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作者名:らぁら | 作成日時:2019年8月21日 6時

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