Always with you. (ページ38)

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先生「皆さん、ごきげんよう
早速ですが休みが終わり久々のお嬢様授業今日やるのはピアノです。恐らく休み期間中ピアノを触れることはなかったでしょうから、実力は大丈夫かもう一度見せてもらいます。」

、、、予想通り。休み終わって早々やりそうだなと思ってた授業はピアノ。

私は今日そこピアノをみんなに披露するもん。休み期間中頑張ってたんだもん、、、！

.

次々とお嬢様達がピアノを披露し実力をチェックされている。、、、やっぱりみんな凄いな。さすがお嬢様って感じ。

でも、私の披露しようとしていた曲は誰も披露していなかった。
やっぱりあの時、あかりさんが言ってた

あかり「あの曲はすごく難しくてトップなお嬢様であっても難しい曲よ？、、、この曲を最後まで弾けたのはただ1人よ？」

やっぱりそうなんだ。その1人って誰なんだろ。今のいるのかな？きっとトップでみんなが憧れるようなお嬢様なんだろうな。。

……私もそんなお嬢様になりたいもん。……

早くみんなに先生に、、、そして宏光に見せてあげたいな。

段々みんな終わってきて残すところ私だけになった。
すると先生は

先生「えーと次は、、、あ、Aお嬢様ですね。でも、、、この前ピアノは出来ないと言っていたので今回も……………」

待って。確かに休み前の私はあまりお嬢様になる！っていう気持ちになってなくて弱音吐いてたけれど、、、今は違うもん。ここははっきり言わなきゃ

「………待って下さい。(ﾎﾞｿｯ)」

私のこの小さい声に聞こえたのか宏光が驚きながら私の方を見つめていた。

先生「どうしたんですか？Aお嬢様」

……私、披露するもん。立派なお嬢様になるんだもん。みんなを見返すもん。
私は手を挙げて

「ピアノ…やります！披露させて下さい！」

周りがざわついた。

？「え、出来るの？」

？「ピアノ出来ないとか言ってたくせに？」

炎上が続いた。でも、それでも私はずっと真剣な目で先生を見つめた。
それに気づいたのか先生が

先生「いいでしょう。では見させて頂きます。」

「ありがとうございます。」

そんな私の真剣な姿勢を宏光は優しく見つめてくれていた。

宏光。頑張るよ、宏光の理想のお嬢様になってみせる。どんなに幼稚園児でも大人のなんか負けない！宏光、見ててね私の音色を……………！