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23. ページ25

次の日の幼稚園。朝は昨日を変わらず北山の美味しいご飯を食べ、着替えも髪もやってくれた。ちなみに今日の髪型は…二つ結びだった。やっぱり北山は二つ結びを絶対にやらないとは限らないって事が分かった。





((幼稚園到着))





「藤ヶ谷先生〜!!!」





と藤ヶ谷先生の方に走ってしがみつく。その後後ろから





宏光「朝から元気だなぁ…w……、あ、おはようございます。今日もよろしくお願いします」





「ねぇねぇ!!藤ヶ谷先生〜!今日の髪どう?今日もね宏光がやってくれたんだよ!」





太輔「うん、子犬さんみたいで可愛いよ」





「子犬さんやだー!」





太輔「ねね、Aちゃん?ちょっと先に中入っててもらえる?さくら先生いるからさ」





「分かったぁ!!」





藤ヶ谷先生に言われた通り、私は中の方へ入っていった。





______________________

【藤ヶ谷side】

昨日から急にAちゃんのお父さんになった北山が気になって仕方がなかった。





「ちょっとこれから少しお話してもいいですか?」





宏光「あ、はいーいいですよー」





Aちゃんにバレたらきっと俺と北山のところに寄ってくると思い、幼稚園の門前ら辺で話をすることにした。





先生『朝の体操しますよ〜みんな〜!!』





『は〜い!!!!!!!』





朝恒例の体操。みんな外で爽やかに体操している中で俺は北山と話す事にした。





「突然で申し訳ないけど…北山さんAちゃんの家族の事知ってるんですか?」





宏光「知ってますよ。」





「知っているのならそんなAちゃんに辛くなるような事はしないでもらいたい。昨日、明らかに今までで一番辛そうな顔したAちゃんだったので北山さんが何かしたのかと思ったのですが…。」





宏光「え、そんなに辛い顔してたんですか?」





「はい。本当に何も辛いことやってないですよね?」




『ららら〜♪』





朝の体操でみんなが元気そうに歌っている。その中にもちろんAちゃんも笑顔そうに体操している。Aちゃんを真剣に見ていた北山は






宏光「……Aが辛くなるような事してません。それに、Aを絶対に辛くさせないと決めてるからお父さんをやっています。」






「まぁ、それならいいですけど今日…絶対に辛い思いさせないで下さい。したら許しませんから。」





その真剣な目を見て少し安心した。

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作者名:らぁら | 作成日時:2019年8月21日 6時

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