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18. ページ20

((バタン))





宏光「A〜ついたぞ〜」





「…………うん。」





北山…怒ってるよね?心の中では怒ってるはずなのに、なんで笑っていられるの?





宏光「なになに〜?俺が授業抜け出した事怒ってるって?…なわけないだろ、こんな事で俺は怒ったりしないよ?」





……北山ぁ。優しいよ……。北山の優しさの尊敬と急に抜け出してごめんなさいって気持ちで涙が溢れ出そうになり…





「………………きたやま…………(ギュッ)」





宏光「ちょ、ちょ、どうした??」





「抜け出してごめんなさい…ピアノ出来ないダメダメお嬢様でごめんなさい…」





と泣きながら私は北山を抱きしめる。すると北山は…私の抱きしめてた手をほどき、私の顔が見えるようにしゃがみ込んだ。そして、私のボロボロ出てくる涙を指で拭き





北山「いいの、俺何も怒ってないから…だから、もう泣くなって。それにピアノ出来ないからってダメダメお嬢様なんかじゃないよ。ピアノ出来なくても挨拶上手じゃん。お嬢様らしい挨拶しているA愛おしいから…」





「ひろみつぅぅぅ…………」





宏光「ひろ……みつ??」





「あ、、、、ごめ、、、」





なんか、北山から「愛おしい」という言葉を聞き急に胸がズキズキしてきてしまいはじめて下の名前で読んで恥ずかしくなった…





宏光「ううん、いいよいいよ、むしろ下の名前で呼ばれるの新鮮だわ〜笑」





「私………宏光って呼びたいな。」





宏光「え………………。」





「ダメだよね…ごめん、」





宏光「いいよ?」





「え、いいの??宏光って呼んで…」





宏光「いいよ?」





「ありがとう……(ギュッ)」





宏光「やっと少し元気出たみたいでよかった、Aはやっぱり元気でなくちゃ〜!」





「ひろみつぅぅ………あり……がとう…」





宏光「……ん?あれ?」





ぎゅーっとされた北山はあることに気づいた。私のぎゅーっとする力が弱くなり、北山の方に体重をかけていたことを…





宏光「寝ちゃった?……A泣きすぎて疲れちゃったか…」





と言って私をまたお姫様抱っこをしてベットに優しく寝かせ、布団をかける





宏光「やっぱ可愛いなぁ〜」





と言って私の頭を優しく撫でる北山。





「…………んん、…ひろみつぅ、すき、」





頭を撫でながらびっくりしていた北山だが、優しい笑顔で私を見てくれていた。

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作者名:らぁら | 作成日時:2019年8月21日 6時

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