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先生「それでは授業はじめますよろしくお願いします〜!」
「「「「よろしくお願いします。」」」」
初めての基礎知識授業。私は始めてすぎて緊張していた。
先生「今日の基礎知識授業は、お嬢様と言えばやっぱりこれは出来て当然!ピアノの授業をやりたいと思います♪」
「え、ピアノ……私何も出来ないんだけど。。」
宏光「お嬢様、恐らく全員弾かなきゃいけない気がします…。」
北山は私にこう小さな声で言った。
「えぇ、北山どうしよ…北山が代わりにやってよ…」
宏光「いやいや、それはダメですよ……、」
みんな綺麗に軽々とピアノを弾いてる。え、すごい…こんなみんな上手なのに私何も出来ないの…やばいよ……
先生「それじゃ、次Aお嬢様〜弾いてみてください」
ど、どうしよ…北山。何も弾ける曲なんてないよ…
「い………………」
先生「どうしたんですか?弾かないのですか?」
「ピアノなんて弾けないです!!!!!!」
と勢いよくいい、教室から出ていった。それを続いて北山は
宏光「あ、Aお嬢様!!!!!」
と言って、私を追いかけた。
私と北山がいなくなった教室では、
?「ピアノ弾けないお嬢様なんて初めて見たわ」
?「こんなんじゃ、素晴らしいお嬢様になんてなれないよね〜」
?「だよね〜だよね〜」
馬鹿にされていた。でもひかりお嬢様だけは
ひかり「大丈夫かな…?Aちゃん…。」
と心配してくれていた。
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走ってやっと着いた、私の落ち着く噴水広場。
「はぁ……はぁ……」
それを続いて来た北山は
宏光「なんで勝手に抜け出しちゃったんですか?」
少し怒った口調で言ってきた。
「だ、だって、みんなピアノ弾けるのに私だけ弾けないの辛くて…北山、ごめんなさい。」
北山は学校の方をちらっとみてから
宏光「とりあいず、家戻りましょうか、今戻っても何か言われてしまうだけですし…」
「ご、ごめんなさい………」
北山怒ってるよね…。ごめんなさい。
宏光「そんな謝らなくて大丈夫ですから。」
と言って走って疲れ果てた私をお姫様抱っこした北山。
宏光「家戻っていいですよね?」
「うん。、」
と言って北山は私を抱っこして家の方に歩き出した。
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作者名:らぁら | 作成日時:2019年8月21日 6時