ホットケーキはいかが？

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A目線

『お母さん…あのね…

私はお母さんに全て話した

友達のこととか

バイト始めたこととか

好きな人ができたこととか(海里くんのことです)

学校のこととか

失敗したこととか

お母さんは全て頷いて聞いてくれる

お母さんは最後にこう言った

「私に会いたい？」

私は『もちろん会いたい』といった

お母さんは居場所を教えてくれた

私は明日会いに行くと言った

私はそれから色々考えてしまった

服装は昔と同じような感じがいいの？

メイクはして行くべきなの？

髪型は？

持ち物は？

ご飯は？

どんな話すればいいの？

そういえば、お母さんの相手は？

お母さんは…私を覚えてるの…

お母さんは…私を嫌ってないよね…

お母さんは…私を見てどんな反応をするだろう…

会うのが怖いような楽しみなような…

その時、メールの着信音が鳴った

瑠奈ねえねえ、今会える?

突然どうしたんだろう…

瑠奈は私の幼馴染

A会えるよ、どこに行くの?

瑠奈それはね…

私は、瑠奈から言われたところに来た

『ここは…！』

そこは、ちっちゃい頃お母さんとよくきた

お花畑があった

「たまたま家の前通ったら、電話で誰かと話してるのが見えて

お母さんの写真見てたから、お母さんと会うんだと思った」

実は、瑠奈にはお母さんが死んだ、とは言わず

家を出た、と言ったため

お母さんと会うと言える

『瑠奈…』

「ここ、私とよくきたでしょ」

『うん、そして花かんむり作ったね』

「お母さんともきてたでしょ」

たしかに…お母さんとよくきた…

お母さんとの楽しい思い出が蘇ってきた

お母さんはきっと、私を覚えてるはず

「ねえ、どっちが花かんむりうまく作れるか対決ね」

『うん』

「今日イチの笑顔でましたー」

『ありがと、瑠奈』

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あんみつ

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